今日は終日の雨。
風邪気味なので外出を控えて、旅行写真の整理をした。
その中から「蟻の高速道路」をご紹介。
道北で定住生活をした村に苔の公園があった。
美しい公園だが過疎の村。人口も観光客も少なく、いつ行っても公園には誰も居ない。
人が通らないから、遊歩道までもが一面に苔に覆われている。
遊歩道を横断する、ほぼ真っ直ぐな溝を見つけた。
良く見ると溝の中を蟻たちが歩いている。
なるほど、蟻は苔だらけの園内がよほど歩きにくいのだ。
小さな蟻は苔や草をいちいち上り下りしないと前へ進めないが、溝の底を歩けば数十倍の早さで遊歩道を横断することが出来る。
溝は蟻の高速道路だったのである。
遊歩道にしゃがみこんで考えた。
これは歩いているうちに出来上がった自然道ではなく、わざわざ掘ったものである。
通行の妨げになる砂粒は道の両側にどかしてあるようで、溝の底がきれいに維持管理されている。
そもそも、こういう土木工事はどうやって始まったのだろう。
蟻は女王蟻と働き蟻に区別されているが、外観は同じでも専門的能力を持つ者が居るような気がする。
そいつが設計プランを仲間たちに伝えて、工事開始を指令したのではないか。
風邪気味なので外出を控えて、旅行写真の整理をした。
その中から「蟻の高速道路」をご紹介。
道北で定住生活をした村に苔の公園があった。
美しい公園だが過疎の村。人口も観光客も少なく、いつ行っても公園には誰も居ない。
人が通らないから、遊歩道までもが一面に苔に覆われている。
遊歩道を横断する、ほぼ真っ直ぐな溝を見つけた。
良く見ると溝の中を蟻たちが歩いている。
なるほど、蟻は苔だらけの園内がよほど歩きにくいのだ。
小さな蟻は苔や草をいちいち上り下りしないと前へ進めないが、溝の底を歩けば数十倍の早さで遊歩道を横断することが出来る。
溝は蟻の高速道路だったのである。
遊歩道にしゃがみこんで考えた。
これは歩いているうちに出来上がった自然道ではなく、わざわざ掘ったものである。
通行の妨げになる砂粒は道の両側にどかしてあるようで、溝の底がきれいに維持管理されている。
そもそも、こういう土木工事はどうやって始まったのだろう。
蟻は女王蟻と働き蟻に区別されているが、外観は同じでも専門的能力を持つ者が居るような気がする。
そいつが設計プランを仲間たちに伝えて、工事開始を指令したのではないか。