文科省による破格な土地払下げが話題になっている。
評価額9億5600万円の土地を、「地下埋設物の撤去費用」という名目で、8億1900万円もの値引きをしたという問題である。
この騒ぎは他人事かと思っていたら、わが家にも巨額な「地下埋設物の撤去費用」問題があった。
自宅の建て替え見積書を見ると、地盤改良(ソイルセメント工事)96万円という項目がある。
軟弱地盤に40本ほどのセメント杭を打ち込む工事だが、これで耐震性が高まり、不同沈下を防ぐことが出来る。
耐震性が高まるのだから、当然、地盤の「改良」になると理解していたが、単純にそうではないことが分かった。
ソイルセメントの杭は「地下埋設物」だから、将来、新しい家を作る時の障害物になる。
売却する場合は、文科省と同じく、「地下埋設物の撤去費用」を値引きしなければならない。
そして、その費用が巨額で、埋設費用の3~5倍もかかるらしいのである。
わが家の場合であれば、おそらく300~500万円。
土地を売る場合、「地下埋設物の撤去費用」は、売主が負担しなければならない決まりになっている。買主が買った後で埋設物に気付いたとしても、その撤去費用は売主に請求することが出来る。
わが家の土地価格が仮に1000万円だとしたら、そこから300~500万円ほども値引き販売しなければならないことになる。
5月から地盤改良工事が始まる。
目先の見積もり費用は96万円だが、その実質は400万円超の工事だったのである。
今さらどうしようもない。
自分の残り少ない寿命を考えて、あとは野となれ山となれである。
評価額9億5600万円の土地を、「地下埋設物の撤去費用」という名目で、8億1900万円もの値引きをしたという問題である。
この騒ぎは他人事かと思っていたら、わが家にも巨額な「地下埋設物の撤去費用」問題があった。
自宅の建て替え見積書を見ると、地盤改良(ソイルセメント工事)96万円という項目がある。
軟弱地盤に40本ほどのセメント杭を打ち込む工事だが、これで耐震性が高まり、不同沈下を防ぐことが出来る。
耐震性が高まるのだから、当然、地盤の「改良」になると理解していたが、単純にそうではないことが分かった。
ソイルセメントの杭は「地下埋設物」だから、将来、新しい家を作る時の障害物になる。
売却する場合は、文科省と同じく、「地下埋設物の撤去費用」を値引きしなければならない。
そして、その費用が巨額で、埋設費用の3~5倍もかかるらしいのである。
わが家の場合であれば、おそらく300~500万円。
土地を売る場合、「地下埋設物の撤去費用」は、売主が負担しなければならない決まりになっている。買主が買った後で埋設物に気付いたとしても、その撤去費用は売主に請求することが出来る。
わが家の土地価格が仮に1000万円だとしたら、そこから300~500万円ほども値引き販売しなければならないことになる。
5月から地盤改良工事が始まる。
目先の見積もり費用は96万円だが、その実質は400万円超の工事だったのである。
今さらどうしようもない。
自分の残り少ない寿命を考えて、あとは野となれ山となれである。