わが家は平屋建てだが、天井の高さが6メートルの「吹き抜け風」部分がある。
はめ殺し窓が、隣近所の2階の窓よりも高い位置にあるので、外からは2階建てに見える。
吹き抜け「風」と言ったのは、厳密には、吹き抜けではないからである。
吹き抜けとは「下階部分の天井、上階部分の床を設けないことで、上下を連続させたスペースのこと」なのだそうだ。
定義に従えば、平屋に吹き抜けはない。
工務店の設計者はそれを知っているようで、「吹き抜け」ではなく、終始「傾斜天井」と言っていた。
図面検討の最終段階になってから、採光の窓を設けようと、場当たり的に天井を高く上げたためにこういう構造になってしまったのである。
「吹き抜け」という言葉には、風が上に吹き抜けるという、開放的な響きがある。
そして実際に、2階建の場合は風が上の階に抜けるのだが、わが家の場合は平屋だから抜ける2階がない。開けられる窓や換気口も無いから、全くの袋小路状態なのである。
これがどんな問題を生むのか、住み始めたばかりの今はまだわからない。
さて今日の本題。
設計検討の段階で、火災警報器に関して面白い論議があった。
図面を見ていて、傾斜天井に火災警報器が書き込まれているのを見つけた。
「えっ、高さ6メートルに警報機を付けるの?」
「消防法で天井付近に付けることになっていますから」
「電池が切れたら、どうやって交換するの?」
並みのハシゴでは届かない高さである。
答えに窮した設計者は「電池は10年ぐらい切れない筈ですが・・・」と歯切れが悪い。
確か警報機は、電池が切れそうになると警告音が出るようになっているはずだが、突然鳴られても対応に困るだろう。
工務店は「決まりだから付けないわけには行きません」「補助金受給の要件にも入っている筈」などと言い、解決策が出ない。
ボクは仕方なく提案した。
「では、電池を入れないで取り付けてください」
さすがにウンとは言わず、「消防署にも相談して検討してみます」と、工務店の持ち帰り課題となった。
最終的に、傾斜天井には火災警報器を取り付けないことになったが、その理由は複雑だったので忘れてしまった。
はめ殺し窓が、隣近所の2階の窓よりも高い位置にあるので、外からは2階建てに見える。
吹き抜け「風」と言ったのは、厳密には、吹き抜けではないからである。
吹き抜けとは「下階部分の天井、上階部分の床を設けないことで、上下を連続させたスペースのこと」なのだそうだ。
定義に従えば、平屋に吹き抜けはない。
工務店の設計者はそれを知っているようで、「吹き抜け」ではなく、終始「傾斜天井」と言っていた。
図面検討の最終段階になってから、採光の窓を設けようと、場当たり的に天井を高く上げたためにこういう構造になってしまったのである。
「吹き抜け」という言葉には、風が上に吹き抜けるという、開放的な響きがある。
そして実際に、2階建の場合は風が上の階に抜けるのだが、わが家の場合は平屋だから抜ける2階がない。開けられる窓や換気口も無いから、全くの袋小路状態なのである。
これがどんな問題を生むのか、住み始めたばかりの今はまだわからない。
さて今日の本題。
設計検討の段階で、火災警報器に関して面白い論議があった。
図面を見ていて、傾斜天井に火災警報器が書き込まれているのを見つけた。
「えっ、高さ6メートルに警報機を付けるの?」
「消防法で天井付近に付けることになっていますから」
「電池が切れたら、どうやって交換するの?」
並みのハシゴでは届かない高さである。
答えに窮した設計者は「電池は10年ぐらい切れない筈ですが・・・」と歯切れが悪い。
確か警報機は、電池が切れそうになると警告音が出るようになっているはずだが、突然鳴られても対応に困るだろう。
工務店は「決まりだから付けないわけには行きません」「補助金受給の要件にも入っている筈」などと言い、解決策が出ない。
ボクは仕方なく提案した。
「では、電池を入れないで取り付けてください」
さすがにウンとは言わず、「消防署にも相談して検討してみます」と、工務店の持ち帰り課題となった。
最終的に、傾斜天井には火災警報器を取り付けないことになったが、その理由は複雑だったので忘れてしまった。