ボケ防止目的でギターを弾いている。
弾き手は後期高齢者だがギターも古い。
糸巻き部分に購入年月が刻んであり、実に55年前の骨董品である。

ヤマハの安物だが、よく壊れないでもってきたものだ。
しかし第4弦はビビるし、表面板にはひび割れがある。
同タイプの新品をアマゾンで購入した。
左が古いやつで右が新品、良く似ている。

早速弾いてみると、新しいやつは音が硬い。
骨董品の方がまろやかな音を出す。
ゴミに出すつもりを中止し、ビビリ音解消のために弦高調整をした。
ナットと呼ばれる部品の下にフィルムを挟んで弦高を僅かに上げた。
一方、新品ギターはまだ弾きにくいので、逆にナットを研磨して弦高を0.5ミリ落とした。
これで弾きやすさは同レベルになった。
両者に新しい弦を張り、しばらく弾き比べてみると、やはり骨董品の方がまろやかな音がする。
出来の違いか、それとも55年の歳月が音を熟成させたのか。
しばらく弾き比べてみることにした。
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