公園遊歩道の路面にカタツムリの足跡が幾筋もあった。
乾いた道を歩くのは命がけだろうから、これは繁殖行動なのかもしれない。
この子は日が高くなったのに帰れなかったようで、殻に閉じこもって眠り込んでいる。

規則正しい点線状の足跡が最後に乱れているのは、日光を浴びて慌てたのかな。
次の足跡は手前で消えている。

何者かに襲われたのだろうか。
最後の足跡形状から何が起きたのかを推理してみるのも面白い。
ところで、カタツムリの足跡はなぜ点線になるのか?
足跡はカタツムリの体表を覆う粘液だから、接地すれば必ず痕跡が残る。
だから、線が途切れた部分は「跨いで進んだ」ということになる。
カタツムリは、身体をアーチ状にして、身体を伸縮させながら移動する。
なぜ点線歩きをするのかについては、いろいろ推測されている。
①大切な粘液の節約のため
②早く進むため
③痕跡を途切れさせて敵の追跡を防ぐため
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