画像処理はいつもパソコンでやっているが、スマホの画像処理ソフトに「トーンカーブ」があることに気がついた。
トーンカーブは高級機能だと思っていたから驚いた。
早速スマホの小さな画面で試してみた。
素材として、先日車窓越しに撮った桃畑の画像を呼び出した。

明るい車外に露出を合わせて撮ったので、車内が暗い。
ダッシュボード部分を明るくしたいからと、写真全体を明るくすると、車外の景色が露出過剰になってしまう。
こんな場合に便利なのが、このトーンカーブ機能(カーブと表示)。
これを使うと、写真内の暗いデータだけを明るくすることが出来る
トーンカーブをタッチすると、この画面になる。

グラフの左端が黒で、右端が白。
右へ行くほど明るいデータ部分になる。
この斜線(トーンカーブ)を好きなように動かす。

左の暗いデータ部分を上に移動して明るくしてみた。
右側の明るいデータは動かさない。
並べてみると、ダッシュボード部分が少し明るくなったのがわかると思う。

「暗いデータ部分」だけを明るくしたが、「暗いデータ部分」というのは、ダッシュボードだけでなく画像全体に存在するから、明るくしたくない桃花部分などにも影響が出る。
だから、画像の変化を見ながら適当なカーブを手探りすることになる。
スマホ画面は小さいので、微妙なコントロールは難しいが、まあまあ使えることがわかった。
なお、たいていの写真は、トーンカーブを緩やかな「S字カーブ」にすることで鮮明な感じになる。
最初の写真に出ているトーンカーブのボタンが「S字カーブ」の絵になっているのは、この使い方が多いからだと思う。