SIDEWALK TALK

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プラットホームにて

2008-08-10 12:37:48 | まち歩き
Platformきのう、2008年8月9日午前11時2分、
僕は、小倉@北九州での結婚式に出席するために、
中津駅のプラットホームで電車を待っていた。
その電車は、定刻11:01発だったのだけど、何かの原因で2分ほど遅れていた。


プラットホームで電車の到着を待ってる間、
披露宴でのスピーチの草稿を練ったり、
今夜、家に帰ってから見ようと思っていた北京オリンピックの番組などに想いを馳せていた。


その刹那(後から思えば午前11時2分)、
呑気に電車を待ってる僕の耳にサイレンが聞こえた。
そう、きのう8月9日は「長崎原爆の日」だった。
僕は迂闊にも、僕ら日本人にとって重要極まりないこの日を忘れていた。


このことを他人(ひと)のせいにする気は毛頭ない。
ただ、オリンピックの開会式に浮かれている自分自身や世間に厭気がさした。


有名無実なことは薄々みんな気づいているが、
オリンピックを平和の祭典などと無邪気に持て囃すのなら、
「長崎原爆の日」のプライオリティは五輪ニュースよりも高くなければいけないと思う。


僕ら日本人は戦争による人為的な被爆という、不幸極まりないけど、
平和に対してもしかしたら何かができるかもしれない貴重な経験知をもっている国民なんだ。
だから、原爆投下の記憶を風化させてはならないという責任を有していると思うのだけど、
どうだろう?