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Electric Garden

2012-12-19 14:12:47 | 国際・政治
Nuclear_power先月末だったか、電力会社から電話があった。
電気料金改正(平たくいえば値上げ)についての説明をしたいので
弊社の担当者を教えてくれ、という内容だという。
で、電話を替わると、電話の主は幼気な(と思われる)女性社員だった。


あぁ、かわいそうに...
この娘は、ここんとこ毎日、朝から晩までこの電話をしてるのか
と思うと、すこし気の毒になった。
なかには、スゴい剣幕でどやしつける人もいるだろうに。
僕ならすぐに心が折れて、早退してしまうにちがいない。


とはいえ説明するのは電話の女子社員じゃなくて、
後日、弊社の値上げ内容を記載した資料を送付して、
別の担当者が説明(と謝罪)に来社するという。
その人も、100%同情はしないけど、お気の毒といえばお気の毒な役回りだ。


誰だって、値上げは嫌だ。
寡占どころか完全な独占状態にある電力会社の殿様体質や、
総括原価方式という悪魔の価格設定ルールにも、ひと言いいたい。
けど、議論や値切り交渉の余地はないだろう。


説明に来られたところで厭味のひとつでも言うのが精一杯で、
結局は新料金を受け入れるしかない。
電気料金は、形を変えた税金みたいなものだ。


宗教にしろ、政治信条にしろ、何かしらの主義主張にしろ、
僕は原理主義者を毛嫌いしている。
「脱原発」や「原発ゼロ」を声高に叫んでいる人は、僕には原理主義者にみえる。
電気仕掛けの箱庭で暮らしている僕らは、
電気エネルギーについてもっとクールに対処すべきだ。


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