SIDEWALK TALK

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総合格闘技とプロレスラー

2005-05-21 21:00:00 | スポーツ
inoki「プロレス最強論」を唱えたのは、アントニオ猪木さんです。
猪木さんは、それを証明するために世界の格闘家たちと異種格闘技戦をおこない、プロレス最強神話を揺るぎないものにしました。しかも、異種格闘技戦でただ勝ったんじゃなく、(闘いをアートの領域まで昇華させた)プロレス的勝利で勝ってきたんです。

猪木さんの偉大すぎるこの功績から、プロレスラーの悲哀がはじまったんです。
近年の格闘技ブームで、プロレスラーが PRIDE や K-1 に出場する機会が増えましたよね。その結果はかんばしいものとはいえません。その理由は、プロレスラーはつねに相手のルールで闘わなければならないし、猪木さんがウイリアム・ルスカをバックドロップでたおしたように、プロレス的勝利じゃなきゃ、本人もファンも満足しないからなんですよね。

ただ勝てばいいってもんじゃなく、プロレスラーは全身をつかって「戦いのロマンス、美」を語りかけ、人びとに感動をあたえつづけるという宿命をもってるんです。猪木さんという天才レスラーだからできたことなんですが、後進のプロレスラーもその十字架を背負わされてるんです。
ガンバレ、プロレス!
  


前野良沢

2005-05-20 09:00:00 | うんちく・小ネタ
kaitaishinsho今回のオランダ・コラムは、前回同様、
オランダとふるさと中津の関係について。


日本のオランダ学は、『解体新書』からはじまったといわれている。
『解体新書』は、若狭(福井県)小浜藩の江戸詰の典医 杉田玄白が西洋医学に興味をもち、
『ターヘル・アナトミア』とよばれた1冊のオランダ語の解剖書を手に入れたことから、
そのドラマがはじまる。


玄白は、『ターヘル・アナトミア』の当時の日本にはなかった写実的な図画(絵)に感動したのだが、
ひとつにはオランダ語を解さなかったため、絵をながめているしかなす術がなかった。


1771年3月4日、江戸の刑場で50歳くらいの女性の解剖(腑分け)があると
町奉行所から連絡をうけた玄白は、『ターヘル・アナトミア』を片手によろこんで出かけた。
実際の人体の中身と本の図画が寸分ちがわないことにおどろき、
この本の翻訳を思いたち、さっそく同志の医者に声をかけて作業にはいった。


この同志のなかに、前野良沢がいた。
良沢は豊前(大分県)中津藩の藩医で、
同志のなかでただ一人オランダ語を学んだ経験があった。
オランダ語を解するといっても前年に長崎でわずかに学んだだけで、
かすかに知っているという程度だった。
辞書もなく、オランダ通事のたすけもなく、暗中模索の日々だっただろう。


玄白は長命し、晩年、この40年前の偉業を回想した『蘭学事始』を著した。
この本の中に当時の苦労談が載っていて、
「たとえば、眉(ウエインブラーウ)というのは、目の上にはえた毛というだけの一句でも、皆目わからず、長い春の1日をついやしてもわからなかった」
と、ある。


『解体新書』の著作者の稿には、前野良沢の名は載っていない。
これは良沢の希望で、まだ翻訳が拙く完璧じゃないことと、
「自分は名声のために翻訳作業をしたのではない。日本の医学の発展のみを願い、事をなした」
という理由で、頑なに拒んだそうだ。
わがまちの先輩はエライ!


『コンスタンティン』が『交渉人 真下正義』に…

2005-05-19 09:00:00 | まち歩き
koshoninGW に『コンスタンティン』を観にでかけたところ、血迷って『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』を観てしまって後悔したことは、以前このブログでふれました。
で、リベンジってわけじゃないですが、先日、ふらーっと映画館に、『コンスタンティン』目当てに、再度でかけました。

映画館に1時半について、タイムテーブルをみたら、『コンスタンティン』は2時40分スタート。「1時間以上あるなー」と思って、他の作品の上映時間をみてたら、『交渉人 真下正義』のスタート時間が、ジャスト1時半。反射的にチケットを買ってしまいました。
僕は基本的に邦画は観ない主義だし、『踊る大捜査線』シリーズは映画はおろか TV 版も観たことがないくらい興味がなかったんですが、よほど『コンスタンティン』と相性が悪いのか、またまた観ることができませんでした。

で、『交渉人 真下正義』ですが、純粋にたのしめました。
僕的には、寺島進演じる木島丈一郎(警視庁刑事部捜査一課・警視)がサイコーにおもしろかったです。地上班の責任者ということで抜擢をうけるんですが、結局都内をウロウロしてただけのような気もします。でも、存在感はバッチリでした。
ただし、事件の決着の仕方が、イマイチ納得できない部分がありましたね。8月公開予定の『容疑者 室井慎次』につなぐための伏線かどうかはわかりませんが、映画を観おわったあとはスッキリした気分になるが信条の僕には、そこだけが残念でした。
もし伏線だったら、『容疑者 室井慎次』は意地でも(だれにたいしてなんだよ?)観ません。
  


ノブレス・オブリージュ

2005-05-18 09:00:00 | うんちく・小ネタ
kin_birei2きょう18日は、中津 JC (青年会議所)の例会日です。例会日のブログは、できるだけ JC に関するコラムを書こうと心がけてます。
ということで、きょうもむりやり JC 関連で…。

JC 活動をつうじて、通常だったら会うことができないひとに思わぬ知己を得たり、巡りあうことのないプログラムを受講したり、さまざまな金言をいただいたりする機会がありますよね。
ましてや、理事を拝命したり、出向したりすると、その機会が倍増します。僕自身も、とくに理事長を拝命した2003年度には、多くの方とお知り合いになりました。

理事長予定者のころ、1年間の例会講師を選定するにあたって、まっ先に思いついた方が2名いらっしゃいます。お一人目は東京JCOB の林達夫(リンタツ)先輩、そしてもうお一方は金美齢さんです。
リンタツ先輩にいては、べつの機会にふれるとして、今回は、金美齢さんにおしえていただいた「ノブレス・オブリージュ」について書きたいと思います。

理事長時代にどこかのコラムに書いたかもしれませんが、「ノブレス・オブリージュ」( Noblesse Oblige )とは、意訳すると「高い身分・地位に伴う(徳義上の)義務」とでも訳せばいいんでしょうか。
つまり、高い身分や地位とは誤解を恐れずにいうと、ひとつは GDP 世界第2位の経済大国で G8 のメンバーである日本の国民として、ひとつは企業をマネージメントしている経済人として、さらにもうひとつは社団法人中津青年会議所のメンバーとして、ということだと思います。
もちろん、私たち Jaycee の身分が高いとか、ステータスがあるなどというつもりは、毛頭ありません。しかし、世界からみて、地域からみて、企業からみて、家族からみて、果たすべき義務が私たちにはあるということだと思います。
一人ひとりの「ノブレス・オブリージュ」意識を高めていきましょう。

ちなみに、きょうの例会講師はドクター中松氏。ちょっとコワイような気もしますが、たのしみです。





M's LINK
SIDEWALK TALK 『金美齢さん』
台湾(中華民国)について
中津 JC 創立50周年記念誌 特別対談 『ニッポン』
台湾の応援団になろう!!
  


What's Going On

2005-05-17 09:00:00 | テレビ番組
motawn昨夜は、ワイフが不在。
で、飲みにいこうか or 家にいようか、迷ったんですが、昨夜以外、今週はすべて外食ということあもり、おとなしく家にいることにしました。

で、あいかわらず飲みながらテレビを観たんですが、プログラムはこんなカンジ。

19:00 日テレ・アニメ 『ブラックジャック』
19:30 日テレ・アニメ 『名探偵コナン』
20:00 NHK-BS2 映画 『イン&アウト』
22:00 WOWOW 映画 『マーシャル・ロー』

でも、昨夜1番よかったのは、上記のプログラムの幕間?でみた番組。
BS2 で放送されたコメディ映画 『イン&アウト』が9時半に終了。つぎの WOWOW 『マーシャル・ロー』まで30分時間があったんで、ドキュメンタリー映画 『永遠のモータウン』をラスト20分だけ観ました。

僕がチャンネルをチューンしたちょうどそのとき、かずかずの名曲に参加しモータウン・サウンドを確立しながら、その存在を知られることのなかった不遇の名バックバンド「ファンク・ブラザーズ」をバックに、チャカ・カーンがマーヴィン・ゲイの「 What's Going On 」を歌ってました。
昨今の理解不可能なニュースとシンクロして、なにか胸にグッとくるものがありましたね。





WEEKLY NEWS
偽り-この国の政治
策略-テロリズム
謀略-北朝鮮(東アジア)
競争-過剰なマスメディア
偏見-マイノリティへの差別
強圧-他国への侵攻
略奪-振り込め詐欺
追放-イラクでの外国人(邦人)襲撃
悪意-JR 西日本脱線事故のその後
支配-少女監禁

僕は、マーヴィン・ゲイの悲しげなソウルにリズムを合わせていく。
What's Going On-いったいなにがおこってるんだ-
  


町内清掃と庭のお花たち、そして『フェイス/オフ』はサイコー!

2005-05-16 09:00:00 | まち歩き
mizoきのうは町内清掃(いわゆるミゾ掃除)がありまして、ご近所の皆さんとせっせとドブさらいをして、朝からいい汗をかきました。
年に1度の町内清掃ですが、ふだん目礼くらいしかしないご近所さんと四方山話ができて、けっこうたのしいもんですね。

ひとつ残念だったことは、僕の町内には県の独身寮があるんですが、そこのわかいお役人さんは、だれひとり参加してませんでした。
たまたまひとり外出しようと外にでてきたんで、「きょうは町内清掃ですよ」って声をかけたら、「なにもきいてません」って、でかけちゃいました。「おいおい、たとえきいてなくても、今、目の前でみんなが汗かいてんでしょ。寮に戻って、朝寝してる連中をおこしてこいよ」っていいたかったんですが、せっかくのご近所との和気あいあいの雰囲気がこわれるのもイヤだなと、思いとどまりました。





で終了後、あんまり天気がよかったもんですから、めったにいかない庭にいってみると、ふだんまったく手入れをしないお花たちが元気に咲いてましたんで紹介します。

Shakuyaku


「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の芍薬(シャクヤク)です。


Rose


はるか上空に真っ赤なバラを発見。


Bee


生け垣なんかでよく見る花ですが、名前は知りません。写真中央部をよーく見ると、蜜を採ってるハチが写ってます。


Grandma


この小さな花も、名前がわかりません。ワイフの亡くなったお婆ちゃまが、生前に植えてくれた花だそうです。





faceoffでもって、夕方から WOWOW で、映画 『フェイス/オフ』を観ました。
ジョン・ウー監督が好きだし、ジョン・トラボルタもニコラス・ケイジも大ファンってこともあって、僕のなかでは、この映画は1990年代を代表する映画のひとつになってるんです。
ストーリーは荒唐無稽なカンジもするんですが、ジョン・ウーならではの演出、トラボルタとケイジの演技力によって、スリリングなドラマに仕立ててられてます。
何年かぶりに観たけど、色褪せてませんでした。『フェイス/オフ』、サイコー!
  


ストロングスタイル

2005-05-15 09:00:00 | うんちく・小ネタ
strong_style僕はプロレスファンで、とくに新日本プロレスに入れ込んでいる。
その新日本プロレスの闘いのコンセプトが、「ストロングスタイル」だ。
この「ストロングスタイル」の定義ついてこまごま述べると、
プロレス原論から説明しなきゃいけなく、煩雑になるのでここでは触れないが、
ひと言でいえば、本質をしっかりとらえてメインストリームを突き進むといった考え方かな。


1980年代の UWF ムーヴメントを皮切りに、分裂と融合をくり返している新日本プロレスだが、
これは、新日本プロレスが常にストロングスタイルの追求をおこなっている結果だともいえる。


プロレスの話はさておき、僕はこの「ストロングスタイル」という言葉を気に入っていて、
ある意味、座右の銘にしている。
ビジネスや人づきあい、家庭、社会開発運動など、自分がコミットするあらゆるシチュエーションにおいて、
ストロングスタイルの立ち居振る舞いをするように心がけている。
まっ、なかなかできてないんですけどね。


ボヘミアン・グレイブヤード

2005-05-14 09:00:00 | 悩み
graveyard昨年、父が亡くなったことにより、
長男の僕は、なんとなく家長みたいな役回りになってきた。
今まで考えもしなかったことや、
まったく関わってこなかったことにも
コミットする機会が増えた。


最近では、お墓の問題解決を母からたのまれた。


わが家のお墓は、とある普通のの霊園にある。
今回、新規につくるってわけじゃないんだけど、
お墓の納骨堂部分がジメジメしてるっていうか、
水漏れしていることが発覚した。


それで、その部分の修理をって思い、見積もりをとったところ、
予想金額より大幅にハイプライス。
べつに墓石屋さんがぼったくってるわけじゃなく、
せっかくだから豪華な?お墓にしたらっていう意味があったようだ。


僕は、自分自身の精神は「ボヘミアン」でありたいって妄想してるところがあり、
世の中の権威や権力みたいなものとできるだけ距離をおくことを心がけている。


現代社会に住み、しかも経営者であるからには、
本当の意味でのボヘミアンでいることは不可能だと承知している。
けれど、せめて死後、ボヘミアンの墓(Bohemian Graveyard)に眠ることを願っている。
だから、大げさなお墓にしたくないんだけど、
僕個人の趣味だけで決めていいものかどうか?


とは言え、霊園のお墓に眠ること自体、ボヘミアンとかけ離れてますけどね(汗)

性犯罪者には厳罰を!

2005-05-13 09:00:00 | ニュース
handcuffsこのブログはたのしく運営していきたいんで、
暗いニュースやネガティヴな事象にはできるだけふれないように心がけてるんですが…。
またまた勃発した信じがたい事件に、レスポンスせざるをえない気持ちになり、
このコラムを書きました。

インターネットで知り合った当時18歳の兵庫県の少女を3ヶ月にわたって監禁し暴行を加えた罪で、
小林某とかいうヤツが逮捕された。
そうでないことを祈るけど、性的暴行もあったかと思う。
 
以前、『殺人者の心理』ってコラムをこのブログに書いたけど、
こいつは殺人者じゃないけど、完璧にアタマのいかれた「キチガイ」(この単語は差別用語で、使用することは好ましくないってことは理解してるけど、そうとしか表現できないんで、あえて使います)だ。
「覚えていない。オレは統合失調症だ」などと、精神に障害があるように装ってるが、
まちがっても精神鑑定なんてするべきじゃない。
3ヶ月間、少女がどんな気持ちで毎日をおくっていたかを思うと、本当に胸が痛む。
 
世の中が成熟すると、性犯罪が多発したり、猟奇的な事件がふえたりするのは、
悲しいけど事実としてある。
でも、今回の場合は前科もん(この単語も好きじゃないけど事実として)で、
保護観察中だったってことは重要で、
行政(公安)や司法の責任もつよく問われるべきだ。

それ以前に、性犯罪者や猟奇的殺人犯にたいしては、厳罰をもってのぞむべきじゃないだろうか?





P.S.
今回のコラムは、おもしろいなぁ~って、僕がちょくちょく遊びにいってる mami さんのブログ『 rock,shoes,sweets,and darling 』のコラム「また『少女監禁事件』。性犯罪・性暴力に厳罰を!!!」にインスパイアされて書きました。性犯罪に関する僕の見解は彼女とほぼ同じですんで、勝手ながら、彼女のブログを紹介しておきます。

M's LINK
rock,shoes,sweets,and darling
また『少女監禁事件』。性犯罪・性暴力に厳罰を!!!
  


タクシー夜話

2005-05-12 09:00:00 | うんちく・小ネタ
taxi最近は飲みにいくときに、歩いていくように心がけています。だから、タクシーに乗るのは、深夜、泥酔して帰宅するときが多い。
降車するとき、運転手さんに「おやすみなさい」って声をかけるんですが、これがいつの間にかクセになったみたいで、朝でも昼でも、思わず運転手さんに「おやすみなさい」っていってしまいます。

僕のワイフはもっとオモシロく、タクシーの運転手さんが左後部座席のドアをあけてくれてるのにもかかわらず、それを無視して、いきなり助手席に座ったことがあるそうです。
途中で気づいたらしいのですが、今さら乗りかえるわけにもゆかず、かなり赤面ものだったそうです。
でも、運転手さんのほうがビックリしたんじゃないかな…!?