夕食を済ませた直後のことでした。いつものようにPCを大型テレビにHDMIケーブルを使って接続して、オンデマンドでドラマを視聴していました。洗い物を終えてから続きを見ようと、ドラマを一時停止にして席を立ちました。そして、数分後に席に戻ってきて仰天しました。PCが今まで見たことのない画面表示になっていたのです。Windows が BitLocker 回復キーの入力を要求する画面になっていたのです。最初はなんのことかわけがわからず、とうとうPCが壊れたのかと慌てふためきました。
なんとか気を落ち着けて、画面に表示された説明を読むと、回復キーが見つかる場所について説明してあります。もう一台のPCを使って、その説明に示された Microsoft のアカウントにアクセスしました。すると、私が使用している三つのPCのデバイスそれぞれの回復キーが表示されました。この回復キーとは、Microsoft のアカウント上の説明によると、「システムドライブへのアクセスの試みが承認されていることを BitLocker が確認できない場合に、システムのロックを解除するために使用できる一意の48桁の数字のパスワード」です。
なぜ Windows が BitLocker の回復キーを要求するかというと、「BitLocker は、ドライブを暗号化し、ロックを解除する前に1つ以上の認証要素を要求することで、不正アクセスからデータを保護する Windows 暗号化テクノロジ」だそうです。
この回復キーを指定された場所に入力して再起動しました。ところが、何度再起動しても、復旧できず、回復キーを要求する最初の画面に戻ってしまいます。
無知ゆえに他の解決法もわからず、一縷の望みをその都度託しつつ同じ作業を繰り返すことニ時間、これはもう新しいPCを買うしかないかと諦めかけたとき、なぜかわかりませんが、復旧しました。思わず、深い安堵の吐息が漏れました。
その後、一応正常に作動しています。この記事もそのPCで書いています。でも、原因はわからずじまいです。二度と同じ事態に陥らないことを願っていますが、万一そうなった場合の一つの対処法だけは今回知ることができました。
Windows を使っていらっしゃる皆様、どうぞご用心を。ご参考までに、私がその指示に従った Microsoft の頁はこちらです。