内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

「我嘆息ト共ニ博論読了セリ」―『老残日録』(作者未詳)ヨリ

2024-11-24 20:27:58 | 雑感

 本日昼過ギ、和辻哲郎ニツイテノ博論ヲ失望ノ嘆息トトモニ読了ス。前半ハ良キ出来ト思ヒシガ、後半水準以下ナリ。期待トトモニ読ミ始メシ故、失望甚大ナリ。何ガ何デモ三年デ仕上ゲタカッタノカ、拙速浅薄杜撰、辻褄ノ合ワヌ長広舌(議論トモ呼ベヌ)ノ繰返シ後半矢鱈ニ目立ツ。
 ソレラヲ全部削除スレバ量的ニハ半分程度ニナラン。カクモ大部デ杜撰ナ博論ヲソノママ提出サセルハ指導教授二モ問題ナキニシモアラズカ。
 金銭ニ替エガタキ「貴重ナル」時間ヲ数十時間割キテ読マネバナラズ、加之無報酬、審査ノタメダケニ巴里マデ一泊二日デ出張シナケレバナラナイ身ノアハレナルカナ。「時間ヲ返セ!」ト叫ビタシ。講評執筆、質問準備、甚ダ気重シ。
 師走六日ノ口頭審査ニ於イテハ、恰モ礼節ヲ弁エテイルカノ如キ体裁ニテ粛々と義務ヲ果スノミ。