万聖節の休暇も今日を含めてあと三日となり、休暇直前の試験週間に行った二つ試験の答案の採点やら、休暇後の授業の準備やら、もうお休み気分は吹き飛びかけているのですが、そういうときにかぎって、とまでは言いませんが、そういうときに私にはしばしば起こりがちなことなのですが、ぜ~んぜん授業に関係ない本が「ねぇ、読んでよぉ~」って甘い声で誘惑してくるのです。
このような「悪魔の囁き」が耳元で聞こえるようになった(幻聴?)のは、思い起こせば、高校時代にまで遡り、中間・期末試験が迫ってくればくるほど、試験範囲とは無関係どころか、そもそも学校での教科とはほぼなんの関係もない本が読みたくなり、その誘惑と戦うことに時間を費やし、疲労困憊し(っていうのはウソ)、結果として試験勉強の時間が削られ、試験直前になって真っ青になって机にかじりつくということを繰り返してきました(これは事実)。
で、今日も困り果てているわけです。採点されることを待っている約80枚の答案を仕事机に向かったときに視界に入らない遠い棚の奥に押しやり(コドモかよ)、机上眼前に今積まれている本の書名を出版年の新しい方から列挙しますと(どーでもよかとよ)、以下の通りです(って、そんな暇ないでしょうが!)。
Jean-Louis Chrétien et la philosophie, sous la direction de Camille Riquier, PUF, 2024.
Emmanuel Falque, Spiritualisme et phénoménologie. Le cas Maine de Biran, PUF, 2024.
Alain Corbin. Écrivain de l’histoire, sous la direction d’Anne-Emmanuelle Demartini, Flammarion, « Champs histoire », 2024.
Alain Corbin, Hervé Mazurel, Histoire des sensibilités, PUF, « la vie des idées.fr », 2022.
Joseph Joubert, Le courage d’être heureux. Carnet 1774-1824, Préface de Christiane Rancé, Éditions des instants, « Collection Florilège », 2021.
Jean Starobinski, Le corps et ses raisons, Éditions du Seuil, 2020.
Ludwig Binswanger, Le Cas Suzanne Urban, Allia, 2019.
Maurice de Guérin, Œuvres. Le Cahier vert, Pages sans titre, Poèmes, Lettres à Barbey d’Aurevilly, Édition de Marie-Catherine Huet-Brichard, Classique Garnier, « Classiques jaunes », 2011.
Michelle Perrot, Histoire de chambres, Éditions du Seuil, 2009.(邦訳『寝室の歴史』藤原書店、2021年)
Philippe Lejeune & Catherine Bogaert, Le journal intime. Histoire et anthologie, Textuel, 2006. (この本は2018年6月3日の記事で一度紹介しています。)
というわけで、明日からは当分のあいだ上掲の書籍からのオンリー・サイテーション・モードになります。近頃はネット上の自動翻訳の精度もかなり上がっていますので日本語訳もなしです。
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