内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

アメニティを極小化し、セルフサービスを極大化することを基本方針として、客が自由に使える快適空間を最大化する

2024-07-21 23:59:59 | 雑感

 定山渓の「旅籠屋 定山渓商店」という処に今日は一泊する。今回の「講演会旅行」後のプラス一泊である。せっかく北海道に来たのだからとこの贅沢を自分に許した。
 札幌から定山渓への移動手段はいくつかあるが、宿泊客のみを対象とした完全予約制の送迎直通バス(無料)を利用した。これは三つの宿泊施設で共同運行しているようだ。定山渓まで50分もかからなかった。午後六少し前にチェックイン。
 この記事の一行目にそのリンクを貼った「商店」の公式サイトを見るとわかるように、普通のホテルや旅館とちょっと違ったなかなかユニークな宿泊施設である。出迎えのスタッフの対応は上々。フロントの説明も丁寧かつ明瞭。好感がもてる。
 私が予約した部屋は最大四人まで泊まれる十畳の和室。和室に寛ぐのは十年以上前に熊野を訪ねたときに泊まったホテル以来のことだ。窓からは定山渓の高からずなだらかな山並みが見えて心が和む。旅荷を解いてすぐに温泉に浸かりに行く。混んでいるかと思ったら、三人しかおらず、広い浴槽を独占して寛げた。やはり温泉はいいですね。
 このホテルのシステムを一言でいうと、アメニティを極小化し、セルフサービスを極大化することを基本方針として、客が自由に使える快適空間を最大化する、とまとめることができるだろう。具体的な詳細についてはサイトを御覧あれ。夕食時に四種飲んだ日本酒、いずれも絶品でありました。
 にわか旅行評論家としての評価は、五つ星を満点として四つ星です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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