こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

ゲロゲリゲゲゲ「Endless Humiliation(終りのない恥辱)」

2005-11-13 21:49:14 | 音楽帳
いわゆるノイズ音楽の世界に「ゲロゲリゲゲゲ」というバンドがいたのは知っていたが、その内容に触れたのはここ1・2週間の事。とあるホームページでモザイク入りのライブを見たのである。それを仕事場で後輩くんに見せて大笑いしていたのが昨日。
しかし、心には引っかかっていて、調べれば調べるほど、CDを聴きたくなってしまって、今日、CD売場を探すが無いので、何とかジャニスにてレンタルで発見して借りてきた。
アラーキーの写真のようなジャケット。
オビには「新宿3丁目のコジキのインタビュー、歌も収録。ゲロゲリで一番美しいアルバム。」とある。

60分1曲というものにまず驚く。
そしてかけると、いきなりノイズでは無く、ピアノが流れ出すのに驚く。
そして、そこにエコーのかかる音、男の声、消防車のサイレンの音。。。

全く説明が無いので分からないが、どうやら、乞食さんが風呂に入って歌を歌い、「人生」を語るのを録音し、そこに、声に合わせてピアノを乗せたようだ。

「オレはよお・・・自民党の政治はよお・・・でも、よお、・・・・」よく聞こえない、酔っ払いのようなろれつの回らない語りがひたすら続く。

話だけで聴いたことは無いのだが、ブライアン・イーノが道端の酔っ払いの声と歌を録音し、その音に合わせてオーケストラの演奏をつけたという作品があるそうだが、発想は同様だ。

こうして書いている今も、酔っ払いはしゃべり続け、ピアノが流れている。

'94年作品。


私らしくないと思われるかもしれないが、案外この手の音楽は、ノイバウテンを初めとして、高校の頃以来、「痛い目」に会いながらも引き込まれて、時々は聴いてはいる。
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迂闊なキーワード

2005-11-13 21:40:39 | 雑記帳
何だかネットというのも反応が単純だ。それがネットというものだろうが・・。

たまたま自分の文の中に、某元アイドル名というキーワード入れただけでアクセス数が劇的に増加してしまった。正直、驚き、戸惑った。世の中、そんな週刊誌・3面記事的なものが大好きな人が多いものだ。数日たって、やっと落ち着いてきたようだ。

なにせ(現在の)サザンオールスターズや幸田来未みたいなコドモだましの消費材アルバムが100万枚も売れる今の日本だから、そんなものかもしれない。
(でも、キューティーハニーのプロモーションヴィデオはエロくてキュートで、これだけは好きですが。)

私の場合は単純に迂闊だったのだが、人集め目的でサイト開いている人は毎日こんな具合に、人の不幸や事件やハヤリものキーワードちりばめて工夫して、アクセス数見て、悦に入っているんだろうか?。

私は数人(1ケタ)にしかそもそも向けていないので、逆にこういう事に会って自戒した。実名じゃなく「某HM」とかすべきだったんだな。そうしないと見事に関わりあいたくない「週刊女性」愛読者的人が来てしまう。

しかし、あらかじめ生前にあったはずの無関心は、死をもって関心に変わり、それぞれ自分のいいように美談にすりかえていくものだ。(今まで死んだ多くのミュージシャンもそうだったが。)ポンキッキさんの言う通り、メディア上の一時的な情報に扇動され、私「かたちんば」のように、偏った意見を言う者などは恰好の標的になる。私もこういうのはエセヒューマニズムだと思います。

死をもってしてでなく、音楽やアートや文字や色々な手法をもってして、死は別として、永遠に残る普遍的に輝ける何かを残すべく生きたいものである。

YMOもそれぞれの3人も既にたんまりの輝ける普遍的な音を残しているし、それは彼らの生死とは関係無い。
表現というものの素晴らしさというのはそういうことと思うのだが。
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