過去、1981年だったかな・・・
「坂本龍一のサウンドストリート」でも話題にしたけど、糸井重里さんも絡んだビックリハウスの「ヘンタイよいこ」秘密の大集会というのが開かれて、そこで清志郎が歌った、アッコちゃんの「ひとつだけ」が凄い良かった、って教授がラジオで言っていた。
教授は、「また、いつかかけますね」と言いながら、「なかなかそのライブ音源を放送しないじゃないか!」というハガキ、リクエストが多くて、サウンドストリートの1982年の年始めの放送にかかったのが、この清志郎の歌った「ひとつだけ」だった。
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今回の清志郎の死について、矢野顕子さんは「心の美しさが歌に表れている人でした。永遠に友達です」というコトバをコメントした。
教授も、葬式に参列した。
1970年代→1980年代という特殊で時代の大きな変革期に殴り込みをかけた、多くの偉大なるアーチストたち。敬意を抱く、多くの「革命家」。
<たぶん、それは、既に時代が大きなモノに覆われ、もはや形骸化したものしか作れなく、身動きの取れなくなった90年代以降にはありえない。>
今までには無いその時代の変節で、僕らの心を捉えて離さなかった人たちが、こうしたカタチで、亡くなっていくのは、非常に寂しい思いがする。
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メディアの報じられ方は、いつものごとく「ロックの清志郎」だの浅い(実に「浅い」!)コトバで締めくくろうとしているが、そうではないだろう!!!!?
(何か都合の悪いものがあると、すぐ「ロック」というコトバで締めくくろう=始末しようとする。だから、自分は、「ロック」というコトバが吐き気のするほど嫌いなのだ。)
たぶん、彼の死の本当の意味は同時代に生きた自分ら40代前後の人々にしか分かち合えないものだろうと思う。