こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

1980年前後 東京・ロンドン・ニューヨーク・ドイツのカオスとエネルギー

2010-11-02 15:45:04 | 音楽帳
土曜日の夜は、音楽三昧で、聴いているうち気付くと朝6:00になっていた。
それから寝て、はっと気付くと18:00になっていた。

***

聴いていた音楽は、フリクション、その恒松師率いるEDPS、グンジョーガクレヨン…等々PASSのメンツ、EPー4、ヒカシュー、一風堂、DNA、ドーム、キリングジョークなど。



70年代終わりから80年代前半の内包されたエネルギーに満ちた音楽に、改めて時間距離を置いた発見をして興奮していた。

***

特殊都市「東京」の生み出す音楽は、この街のエネルギー・カオスと闇で連携していた。

フリクションのメンバーの顔付きの凄さ、インタビューへの挑発的回答。



「お前の中に内包された物、東京から受けるエネルギーを、お前はなあんも出しとらん。
何で出さない!」

それは1980年NHKのインタビュー[スネークマンショーとの『写楽祭』の楽屋にて]に、YMOに巻き込まれた化粧顔に黒ブチメガネの坂本龍一が応えた的確な表現とも一致していた。
「僕らは、この東京という都市の真っ只中で居る事で、その毒を浴びている。」

一方、今より更に過激だった当時の大竹伸朗。

ニューヨークで発見された「奇形児のような音楽」に狂喜したブライアン・イーノが彼らの音楽をまとめた「NoNewYork」。



そこには、後に坂本の相棒として一緒に仕事をするアート・リンゼィもいた。

大竹伸朗は、そのニューヨークパンク、そして、ワイヤーのメンバー2人が創ったカポル~その後のドーム、ThisHeat、またドイツの初期のDAF等の過激さに自分を見い出し「要は上手いとか下手なんてもんじゃ無くて、出したけりゃ出しゃいいじゃねえか。」という表現方法の発見。



東京・ロンドン・ニューヨーク・ドイツはお互い連鎖反応を起こしながら、同時多発テロのような放射能に満ちた表現を爆発させていた。
それらは、懐かし話では無く、未だに表現記録として怪しい放射能を発し続けている。

コメント (2)
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