うさぎ学園 多趣味部

学長でウサギのわちゃまる君・ZIPPO・ウイスキー・旅行・ガーデニング・釣り・・・今日も全力で遊びます!

昨夜のお酒 『宮城狭 2000‘s』

2023-03-01 21:34:27 | 5号室 プライベートバー
ニッカウヰスキー宮城狭蒸留所限定販売品です。


『宮城狭 2000‘s』はジャパニーズシングルモルトウイスキーです。
2018年に蒸留所を訪れた時に自分へのお土産に買いました。
前回紹介した『フルーティ&リッチ』と一緒に購入したものです。



2000年~2009年に蒸留されたモルトをヴァッティングしたモルトウイスキー。
ってことは、3年熟成~12年熟成の原酒が使われてるってことですね。



容量180ml、アルコール度数57%。
かなり強めのウイスキー。
1000円前後で買ったんだと思うんですが・・・記憶が曖昧。




バックラベルにはテイスティングノートが記載されています。



ラベルはもちろん、箱のデザインも素敵だ。



さて、個人的インプレッションは・・・。
アルコール感が強い香り。
広葉樹の青葉の匂いの後に、濡れた枯葉の匂いが追いかけて来る。
フレッシュな香りと熟成された香りが交互に現れる。



ハッサクのフルーティーな味わいの後に砕いたアーモンドの香ばしさ。
僅かに薄口しょうゆのような塩味、後にクッキーのような甘味。
後味が長く続かないので次のひと口も楽しい。



バーなどで出会うことがあれば、是非!




昨夜のお酒 『宮城狭 フルーティ&リッチ』

2022-12-18 18:06:11 | 5号室 プライベートバー
ニッカウヰスキー宮城狭蒸留所限定販売品です。


『宮城狭 フルーティ&リッチ』はジャパニーズシングルモルトウイスキーです。
2018年に蒸留所を訪れた時に自分へのお土産に買いました。
4年も経った今頃飲むのだ。



容量180ml、アルコール度数55%。
ちょっと強めのウイスキー。
多分、1000円以内で買ったんだと思うんだよなあ。



このラベルに情報が全て書かれています。
何故なのか・・・。



だってね、バックラベルが無いんですよ。
お土産用にはこれでいいのかもね。
これだけで製造工程をひとつ省けるもんな。



さて、個人的インプレッションは・・・。
濃くフルーティな香り。
バナナ、マンゴー、完熟したオレンジなどが混ざり合う。
後から強いアルコールと乾燥したイタリアンライグラス。
非常に甘く、完熟バナナ、ハチミツ、バターを強く感じる。
舌先を刺すアルコール感があるが、邪魔ではない。
後味にリンゴとパイナップルを感じ、余韻は短くスッと消える。



深みに不足感があるけれど、明らかに美味しい!



バーなどで出会うことがあれば、是非!




昨夜のお酒 『サッポロ 至福のコク』

2022-12-14 20:04:35 | 5号室 プライベートバー
冬もビールが美味い!!


ビアサプライズだ!



ファミリート限定のビールです。
・・・至福のコク仕込み?



至福のコク仕込みとは・・・。
『麦芽1.5本分を使用し、ホップを4回に分けて加え深いコクと余韻を実現する製法』
・・・だって。



アルコール度数6%。
原料は麦芽とホップだけで作っているプレミアムビールです。
ハイアルコールを感じさせないコクと深みが嬉しい。
重量感がある味わいなので、一度にたくさん飲む人向きじゃないかも。



冬は冷蔵庫に入れず、暖房が利いてないキッチンや玄関、ベランダなどに放置した温度が美味しい☆☆☆



【こっそり裏話】
色んな所に置いてみて、「あ、ここが一番美味しい!」っていう冬の楽しみを探してみるのも楽しいかも♬




昨夜のお酒『スコティッシュリーダー スプリーム』

2022-12-14 12:00:00 | 5号室 プライベートバー
『スコティッシュリーダー スプリーム』はブレンデッドスコッチウイスキーです。


初めて買う銘柄だったんですが、ウイスキーの色を見て「これはいいかも!」ということで購入しました。
色味が赤っぽい。
もしやシェリー樽熟成か??



1500円前後とリーズナブル。
原酒は『トバモリー』『レダイグ』『ディーンストン』『ブナハーブン』と、ちょっとマイナーなモルトたち。



アルコール度数40%、容量700ml。



南アフリカのディスティル社に買収されたバーンスチュワート社が開発した銘柄らしいのですが・・・なるほどブレンデッドスコッチウイスキーの『スチュワート』の1980年代のボトルに味わいが似ています。



さて、個人的インプレッションは・・・。
ウッディな香り・・・ちょっと焦がした樹にメイプルシロップをかけたような。
干しブドウ、赤ワイン、遠くにヤツデの葉。
渋味や青臭さが香りに混じる。
味わいは甘く、ブドウを強く感じる。
後にハチミツと干しブドウ、ドライフルーツのアンズ。
甘味の後に苦みが追いかけて来るが、それが味わいに奥行きを出している。
舌先に残る辛味は嫌ではない。
むしろ樽のウッディさを感じる。
シェリー感がとても強く、甘さを楽しめる。
廉価でも非常に満足できるウイスキー。



そうそう、水割りやロックでは味のバランスが崩れて渋味や苦みが強くなってしまいますが、ハイボールならバランスが崩れず甘さが引き立って美味しい!
スコティッシュリーダー スプリーム:炭酸水=1:4がいいかも。



安価でシェリー感を楽しめる。コスパが高い美味しいウイスキーです!!



【こっそり裏話】
あ・・・この味わいどこかで・・・って思ったら『ダンヒル』だ。




人数限定!ザ・グレンリベット特別セミナーに参加したぞ!!

2021-07-13 17:54:05 | 5号室 プライベートバー
『ザ・グレンリベット シングルカスク2021(#16809)22年【人数限定】特別テイスティングセミナー』です!!
※許可を得てアップしています


『ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 ザ・グレンリベット事務局』からメールを戴きまして、そこから事前登録しました。
『ザ・グレンリベット ガーディアンサイト』に登録していまして、こうして案内が貰えるのが何だか優越感♬
オンラインセミナーで、YouTubeで行われます。
さあ、セミナー開始だっ!!



プレゼンターはシーバス・ブラザーズ社スコッチウイスキーアンバサダーのトモス・ブルックス氏。
明るい感じの人だねえ。
これは楽しそうだっ♬
で、私の手元にも事前にこのテイスティングキットが届いています。



テイスティングキットの内容は・・・
・試飲用シングルカスク2021ミニボトル(30ml)
・テイスティンググラス
・ペアリングフード
の3種類。
参加費用は2,000円でテイスティングキット代を含んでいます。
2021年7月7日(水)の開催で開始時間は20:00。
約1時間のセミナーです。

『ザ・グレンリベットシングルカスク2021(#16809)22年』は、日本限定の1樽をボトリングしたもの。
スペインのヘレスから来ているヨーロピアンオークのシェリー樽のセカンドフィルを使用しています。



ノンチルフィルターでアルコール度数52.5%のカスクストレングス(加水していない、いわゆる樽出し)です。
だから・・・強烈だっ!
パソコンの画面から撮ったものなので分かりにくいけど、450本限定なんだね!
税込み55000円。
・・・むう。
おのれ消費税め。



オンラインだけど、アンバサダーと共にテイスティングができるっていうのが楽しいね。
通訳付きの説明もとっても分かり易くて、引き込まれるっ。
実はね、以前赤坂で開催された『ザ・グレンリベット1969』の発売イベントに参加してるんですよ。
蒸留所の所長さんと握手して撮った写真を部屋に飾っています☆
戴いたサインも一緒にね♬



ここで『ザ・グレンリベット蒸留所マスター・ディスティラー アラン・ウィンチェスター氏』からのお話がありました。
以下、その内容の一部です。
「・・・ストロベリークリームのような香りと、ヨーロピアンオーク由来のスパイシーさが感じられます。以前シェリーを入れていた樽です。スルタナやナツメグ・シナモンといったスパイスの味がします。ザ・グレンリベットの特徴である熟した洋梨も感じられます。そしてフィニッシュは、本当に美味しくて長いです。」
(画面内字幕から引用しています)



「またザ・グレンリベット蒸留所で皆様にお会いできることを楽しみにしています。乾杯!スランジーバ!!」



さてさて!
比較テイスティングの開始だっ!!
比較アイテムは『ザ・グレンリベット12年』。



これね。
量販店で手に入るぞっ!



個人的なインプレッションは・・・。
洋梨、青りんご、ノイバラの花の香り。
先に辛く、その中に洋梨が強く感じられる。
後に青りんごの甘さとアルコール感が喉を通り過ぎていく。
薄く幅広いフルーティーさ。
後味は緩やかにスパイシー。
飲み込んで目を閉じると、グレンリベット独特のフルーティーな匂いと味の世界が広がる。
若者のまま大人になったようなフレッシュなモルト。



これが手元に届いたテイスティングキット。
『ザ・グレンリベットシングルカスク2021(#16809)22年』の30ml入りボトルとテイスティンググラスとペアリングフード(おつまみ)のオレンジピール。



お?ザ・グレンリベット12年よりも色が薄いかな?
空いたボトル、捨てないでとっておこう。
封緘も破らずに綺麗に剥がしました~。



『ザ・グレンリベットシングルカスク2021(#16809)22年』は・・・。
ストロベリー&クリームを想わせる甘い香りと、リッチなダークチョコレートの芳醇なアロマの後に、熟したピーチの甘さが続き、シナモンやナツメグのほのかなスパイスの香り。
濃厚なダークカカオ、オレンジピールの砂糖漬け、瑞々しいサルタナ、焼き立てのフルーツローフの味わいが複雑に重なり合い、絶妙なバランス。
後味は長く続く、ドライな余韻。
(以上、ザ・グレンリベットのテイスティングノート)



さて、では個人的なインプレッションは・・・。
薔薇の華やかな香り、熟した洋梨、パイン、強い樽薫。
後にストロベリージャムと生クリームの香り。
ハチミツ、パイン、洋梨が混じり合う甘さ。
後に強く木質を感じ、後味が強烈にスパイシー。
舌先にざらつきが残るが、後にアーモンドの皮のようなナッティな渋味に変わる。
これが心地よい。
薄い甘さと渋味、辛味がバランス良く混じり合う。
加水すると香りが更に華やかになり、甘みが強くなる。
後味に大きな変化は無い。



オレンジピールがとても良く合う!



チョコレートはいつも紹介していますね。
ウイスキーにとってもよく合います!
『ザ・グレンリベットシングルカスク2021(#16809)22年』にはやっぱりハイカカオのブラックチョコ。
またはクランベリー入りのチョコだね。
『カレ・ド・ショコラ カカオ70&クランベリー』がオススメだ!
ナッツ(個人的には素焼きナッツ)や干しブドウも合うね!!



最後にチャットでの質問の回答。
【『ザ・グレンリベット ナデューラ』との違いは?】
『ザ・グレンリベットシングルカスク2021(#16809)22年』がシングルカスクなのに対してナデューラはシングルカスクではなく、樽同士のヴァッティング。
ナデューラはファーストフィルが多い。
『ザ・グレンリベットシングルカスク2021(#16809)22年』はナデューラと比較してスパイシーでソフト。

【シェリー樽とバーボン樽の比率は】
バーボン樽の比率の方が高い

【『ザ・グレンリベット12年』のレシピは?】
マスターディスティラーとそのチームしか知らない。
もし蒸留所に来て秘密のレシピを知ってしまったら、蒸留所から一生出られなくなってしまうかもしれない(笑)。

【甘いチョコレートと合うグレンリベットは?】
ミルクチョコ、ホワイトチョコ・・・12年、15年
クランベリーが入っているようなチョコ・・・ナデューラ

【『ザ・グレンリベットシングルカスク2021(#16809)22年』を日本市場ように選んだ理由は?】
シリーズの最初の発売から7年、日本のマーケットはとても大切。
毎年、日本からリクエストが来る。
たくさんの樽の中から日本向けをチョイスする。

【オロロソシェリー樽のセカンドフィルとしては色が薄いのはなぜ?】
セカンドフィルはファーストフィルより色が薄く、この『ザ・グレンリベットシングルカスク2021(#16809)22年』は特に薄い。
樽によってそれぞれ特徴が違うため色味が異なるが、これは特に薄い。

テイスティングの時間が経つにつれて、アンバサダーも参加者も微妙に酔っていくのが分かるのね。
これがメッチャ楽しい!!



最高に面白くて楽しいオンラインセミナーでした☆
その証拠に・・・こんなに書いちゃったよ♬



【こっそり裏話】
セミナー中に電話がかかってきたらどうしようかと思ったよ。
あと、宅急便とか。
ストレートでテイスティングすることと加水してテイスティングすることを考えたら、30mlは、正直ちょっと足りなかったなあ。
美味しかったからね!!

※『ザ・グレンリベットシングルカスク2021 22年』は2021年5月24日(月)より出荷開始しています


ザ・グレンリベットブランドサイトのURL(下記参照)

昨夜のお酒 ラフロイグセレクト

2021-01-11 08:31:01 | 5号室 プライベートバー
『ラフロイグ セレクト』はシングルモルトスコッチウイスキーです。


価格帯4000円前後のアイラモルトです。



ラフロイグは初めてシングルモルトを飲む人にとってはちょっと飲みにくいかも。
って言うのは、クセが強いんですね。
ヨード香が重い。



スーパーのお酒売り場でも見掛けることがあるウイスキーです。
あ、販売元はサントリースピリッツです。



アルコール度数40%、容量700ml。



オフィシャルボトルの主力製品は10年熟成のエイジングボトルなんですが、最近はこのセレクトを見掛ける機会が多くなってきています。
ロングエイジングのウイスキーの価格が上昇してるせいもあるのかな。



消毒液やうがい薬、タールの匂い、って表現する人・・・多いです。
アイラモルトの特徴の塊のようなウイスキーで、前述の「飲みにくい」の理由はこの辺りにあります。



封はいつものようにナイフで切ります。
切り取り線に従って切る方がずっと簡単なんですが、ナイフで切ったほうが後のも為が綺麗!



こんなふうにね。
飲み終えるまではインテリアを兼ねるし・・・見た目が綺麗な方がいいじゃん。
友人が来た時に、この方が玄人っぽくみえるしカッコイイ。



ラフロイグはチャールズ皇太子愛飲のウイスキーで。シングルモルトスコッチウイスキーとしては初めて『プリンス・オブ・ウェールズ』御用達の勅許状を受けています。



さて、個人的なインプレッションは・・・。
強烈なヨード香、乾燥した海藻の匂い。
まるで潮が引いた後の磯。
潮風の中にマカロンやバタークッキーの匂い。
味わいは杉の皮、ピスタチオ、海苔、後半にドライあんずやマンゴー。
後味は栗の渋皮とリンゴ。
特にリンゴの種感が強い。
雷雨が来る前の磯場にいる感じで、妙な湿度と得体の知れない深みを感じる不思議な奥行きのモルト。
前述のように初心者向けではないけれど数杯飲めばクセになるかも。
続けて飲むと塩蔵ワカメを思い出す。
チェイサーには水よりもクラフトビールが合う。
・・・かなり酔うが。



ちょっと変わったウイスキーが飲みたい、そんな時におススメです☆




昨夜のお酒 グレンファークラス10年

2021-01-10 16:03:10 | 5号室 プライベートバー
『グレンファークラス10年』はシングルモルトスコッチウイスキーです。


スペイサイドでは最大級の蒸留所で作られるシングルモルトウイスキーで、流通量は多い方です。
この10年熟成の他に12年ものが比較的簡単に入手することが出来ます。
この10年はスーパーでも販売されている場合がありますよ。



『トップ10』や『ロイヤルカリス』などのブレンドに使われています。



アルコール度数40%、容量は200ml。
スタンダードボトルの容量は700mlで、3000円前後で入手できます。



スクリューキャップです。
こういうキャップを集めておいて、ちょっとしたアートに使うのも楽しいかも。



200mlなので、グラスに注ぎやすい☆
しかし、すぐに無くなっちゃうな、この容量は。



さて、個人的なインプレッションは・・・。
フワッとした感じにフローラル。
鼻から抜けるカシューナッツの香りと僅かに青リンゴ。
あとから生の牧草の香りが追いかけてくる。
まだ若いミカンの甘さと、リンゴのような爽やかさ。
後味にわずかにオレンジピールの苦み。



今日現在、現行で販売されているボトルです。
物量的には入手しやすいので、是非♬


【こっそり裏話】
200mlのボトルは、運転をしない旅行やお出かけなどのお供に!!



昨夜のお酒 キャメロンブリッジ

2021-01-06 15:48:48 | 5号室 プライベートバー
『キャメロンブリッジ』はシングルグレーンスコッチウイスキーです。


シングルグレーンウイスキーは、販売されている銘柄が少ないですね。
このキャメロンブリッジの他に、よく見掛けるのはサントリーの『知多』。
他の銘柄にはなかなか出会う機会に恵まれません。



モルトウイスキーの原料は大麦。
グレーンウイスキーの原料は大麦の他に小麦やライ麦、コーンなどの穀物類です。
アルコール度数40%、容量700ml。



モルトウイスキーのように単式蒸留装置で蒸留されるのではなく、連続式蒸留装置で造られるので、比較的安価。
知多は・・・そうでもないけど。



スクリューキャップです。
グレーンウイスキーはそのままボトル詰めされて販売されることは非常に少なくて、ほとんどはブレンデッドウイスキー用に出荷されます。
ブレンデッドウイスキーの多くの部分を占めるのがグレーンウイスキー。
銘柄によって割合は違いますが・・・真偽のほどは不明ですが、安価なものは80~90%以上もグレーンウイスキーが占めている・・・なんて話も。



キャメロンブリッジ蒸留所は、世界で初めてグレーンウイスキーを造った蒸留所として有名です。
『ヘイグ』や『ブラックアンドホワイト』、有名な『ジョニーウォーカー』や『J&B』などのブレンデッドウイスキーに原酒として使用されていますよ。



さて、個人的なインプレッションは・・・。
畳、ダンボール、スチール缶、レモンの皮の匂い。
1斗缶に詰めた柑橘類のイメージ。
口に含んだ瞬間はアッサリ。
スチール缶のような匂いが強く、苦味と辛味も強い。
甘味とのバランスがあまり良くない。
レモンとミルクを混ぜて薄めたような味わいで、深みがあまり感じられず、渋味と辛味がいつまでも後味に残る。



数種類のシングルモルトウイスキーとブレンドして、オンリーワンのブレンデッドウイスキーを楽しむには最高のウイスキーです!!



昨夜のお酒 『ベル エクストラスペシャル 特級表示ボトル』

2021-01-05 22:13:43 | 5号室 プライベートバー
『ベル エクストラスペシャル』はスコットランドにブレンデッドスコッチウイスキーです。


2017年12月28日に紹介したボトルとは違うラベルです。
以前紹介したボトルのラベルは黄色味がかったものでしたが、今回のボトルはほぼ白。
そして更に古いボトルです。
(一杯注いでから撮影したので、減ってます)



『ベル』はアーサー・ベル&サンズ社のウイスキーで、名ブレンダー『アーサー・ベル』の名が由来です。



バックラベル。
容量750ml、アルコール度数43%。



ウイスキー特級の表示があるので、1989年以前のボトルです。
この頃のウイスキーのほうが好きだなあ、っていう人も多いのでは??



以前のボトルを紹介した際に、こんなことを書きました。
・・・目減りもなく、コンディションのいいボトルです。
これを販売していた酒屋の店主は「棚に並べた当時から動かしてないんだ。」と言ってました。
たっぷりとホコリを被っていましたが、日光が当たることもなく、いい状態で保管されていました。
ホコリは拭き取れば簡単に綺麗になります。
・・・そう、これはその時一緒に買ったボトルです。




ブレンドに使用している原酒は『ブレア・アソール』、『ダフタウン』、『インチガワー』、『ピティヴェアック』、『ブラドノック』などです。



個人的インプレッションは・・・。
ノンエイジングだが非常にフローラル。
フジの花、レンゲの匂い。
甘さは控えめ、辛さも控えめのところでバランスが取れているおとなしい感じの味。
僅かな酸味が更にフローラル感を高めている。
後味はわずかな苦みが後を引く、ノンシュガーのココアのよう。
深みが足りない分アルコール感を強めに感じるが、香りとのキャップが味の面白さを強調している。
以前紹介したボトルのインプレッションと比較してみてね♬



オールドボトルには時々ハズレがあります。
失敗しても、めげないで次にチャレンジしましょう!


昨夜のお酒 オールドフランシス

2021-01-02 10:44:35 | 5号室 プライベートバー
『オールドフランシス』はブレンデッドスコッチウイスキーです。


流通量が少なかったのか、あまり見掛けることが多くなかったボトルです。
昔、たくさんの種類のウイスキーを置いてるお店の棚の隅っこに置かれていたり・・・ちょっとマイナーなウイスキー。



発売元はシャリエ・リチャーズ社。
1700年に設立されたとても古い蒸留所です。
1900年頃にこのオールドフランシスの基礎になるものを同名で販売していましたが、1943年に終売になりました。



以前のボトルはモルト含有率が高い銘柄として有名でした。
このボトルは再発売となったボトルで、当時のブレンドレシピとは異なります。
アルコール度数43%、容量750ml。
『ウイスキー特級』の表示が無いので、1989年以降に発売されたボトルと推測されます。



スクリューキャップです。



ブレンドに使用されている原酒は不明です。
スペイサイドモルト系が使われているような感じはありますが、特定は難しいですね。
マイナーなせいもあって、情報が少ないのが残念。



さて、個人的なインプレッションは・・・。
小麦粉、サラダバーネット、赤土、僅かにココアパウダーの匂い。
口当たりが非常に軽く、甘い。
小松菜、イチジク、後に濃いココア。
甘味が後を引き、後味も強く甘い。
スモーキーさはほとんど感じない。後味の中にアーモンドやクルミのナッティな風味が残る。



とても飲みやすく、スイスイ行けちゃうウイスキー。
出会う機会は少ないかもしれませんが、見掛けたら是非飲んでみてください!!


昨夜のお酒 ブラントン

2021-01-01 09:45:53 | 5号室 プライベートバー
『ブラントン』はアメリカのバーボンウイスキーです。


エンシェント・エイジ社系列の子会社、ブラントン社で製造されるスーパープレミアムバーボンとして、1984年に発売されたのが最初です。
『ブラントン』の名は、エンシェント・エイジ社の蒸留所に55年間勤務し『ディーン・オブ・ケンタッキー(ケンタッキーの長老)』と呼ばれるほどのバーボンづくりの名人となったアルバート・ブラントンの名を取っています。



これはボトルネックにぶら下がってる小冊子。
ブラントンは樽詰めされて6~8年の厳しいチェックをパスした樽のみが、味の均一化のためにブレンドされてボトリングされます。



ウイスキーは華氏18℃まで冷却の後、16枚の特殊フィルターを通して濾過されて、その後、手作業でボトリングされます(このボトルの発売当時)。



アルコール度数46.5%、容量750ml。



このボトルキャップ、ケンタッキーダービーの騎手と競走馬です。
数種類あって、コレクションアイテムにもなっています。



ラベルは非常にシンプル。
「このバーボンウイスキーは〇年〇月〇日に〇〇倉庫のリック(蒸留所で樽を置くための縦横の支柱で造られた枠)の第〇号にあった第〇番の樽より出され、選別・濾過し、〇〇プルーフで〇〇氏に手作業でボトリングされた。」と書かれてあるだけ。



登録番号も1本1本、手書きで記入されています。



さて、個人的なインプレッションは・・・。
焦がした砂糖、高カカオチョコレートの香り。
バーボン特有のセメダイン臭は薄く、爽快なミントの香りが強い。
香りとは裏腹に甘味は薄く、辛味が強い。
ブラックチョコレート、少々のピスタチオ。
後味の中にスペアミントの香り。
ノンシュガーの苦いココアの風味が最後まで続く。



つまみにチョコレートが合わないです。
口の中でスルメのような味に変化してしまうのよ(-_-;)
しかし、チョコレート以外なら美味い!!



ナッツ類をつまみに飲むのがいいね。
バーなどで見掛けたら、是非!!


昨夜のお酒 『サントリー 知多』

2020-12-30 10:30:09 | 5号室 プライベートバー
サントリー『知多』は日本のシングルグレーンウイスキーです。


モルトウイスキーの供給量が少なくなってすぐに、この『知多』が流通するようになりました。



グレーンウイスキーって聞きなれない方もいるかと思いますので、ごく簡単な説明を。
サントリーに限って言えば『白州』や『山崎』はシングルモルトウイスキー。
大麦麦芽を原料に、単式蒸留装置(ポットスチル)で蒸留して作られます。
写真は私が飾ってるポスターから。
『山崎蒸留所』のポットスチル。



『白州蒸留所』のポットスチル。



この『知多』はシングルグレーンウイスキー。
ライ麦、小麦、トウモロコシなどの穀物類を主原料にして、そこに大麦麦芽を糖化酵素として加えます。
それを連続式蒸留装置で蒸留して作られます。
これが『知多蒸留所』の連続式蒸留装置。
もう、プラントだよね。
一度に大量生産が可能です。
『角』や『響』はシングルモルトウイスキーとシングルグレーンウイスキーを、銘柄ごとに決まった比率でブレンドしたものです。



スーパーやコンビニなどでも見掛けることが多いウイスキーです。
アルコール度数43%、このボトルの容量は180mlです。
スタンダードサイズは700ml。
バックラベルにはテイスティングノートが記載されています。



180mlはコンビニでも入手できるんですが・・・ちょっと割高。
でも、ちょっと飲んでみようかな、って時にはお手頃サイズですね☆
私の場合は・・・旅先のコンビニで購入しました♪



さて、個人的なインプレッションは・・・。
薄っすらと花の香り。
落ち葉、濡れたダンボール、かすかに煙草の煙。
トマトの葉。
軽い味わい。
駄菓子屋のガムのように甘さが先行し、深みが足りなく感じる。
逆に透明感が強く、飲みやすい酒質。
後味に枯草やワラのような優しい匂いが残る。
白いワイシャツのようなウイスキー。
もう少し、飽きない特徴が欲しい。



基本的にブレンドに使用するグレーンウイスキーとしては、こういった味わいのニュートラル感がいいのかも。
気になったら、飲んでみませんか?



【こっそり裏話】
180mlのボトルは、旅行や花火大会などのお供に!!


昨夜のお酒 『ワイルドターキー8年』

2020-10-07 19:16:31 | 5号室 プライベートバー
『ワイルドターキー8年』はアメリカのバーボンウイスキーです。


友人が昨年末に持ってきてくれたウイスキーです。
以前紹介したワイルドターキー8年とはボトルもラベルデザインもリニューアルされています。



封緘がかなり簡素化されているのが大きい特徴ですね。



せっかくなので、封緘は綺麗に切りますよ。
その方が、後で見た目が綺麗。
飲み終わるまで、インテリアの役目も果たしてくれるからね。



メインラベルに描かれているのは七面鳥。
そ、ターキーですね。



バックラベル。
容量700ml、アルコール度数50%の表記がありますが・・・ちょっと間違い。



この封緘にもメインラベルにも『101PROOF』の表記があります。
101プルーフってことは、アルコール度数は50.5%。
まあ、小数点以下切り捨てなら、間違ってないか~。



バーボンの味わいは濃く、強烈なイメージがありますね。
アメリカのアルコール法でバーボンの製造法の規定の中に『内側を焼いて焦がした新樽に詰めて熟成すること』っていうような内容のものがあります。
一度使用された古樽と比較すると、タンニンなどのエキス分はほぼ満タンなので、熟成後の味わいのパンチ力が強くなります。
それと熟成環境。
バーボン発祥地のケンタッキー州では年間の気温差が50℃近くあるので、格段に熟成が早くなります。



さて・・・個人的なインプレッションは・・・。
甘いバニラ香、ナフタリン、新品の紳士服、青りんご、セメダインの匂いが混じり合う。
口に含むと味わいと匂いが、プラスチック→ナフタリン→チョコレート→青りんご→イチゴ→セメダイン・・・の順に変化する。
まあ、ナフタリンやセメダインは口に入れたことは無いんですが、匂いがほぼ味覚として捉えられるほど強烈。
その後、強いバニラ香が鼻から抜けていく。
アルコール度数が強いため、口内の水分が奪われて乾かされる感じ。
後味に残る辛味と甘味のバランスが鮮烈で心地良い。
強烈なアルコール度数を無視してラッパ飲みしたくなるバーボン。



スーパーでも販売されている場合があります。
これからバーボンを飲んでみたい、って人はこれがオススメ!


【こっそり裏話】
実際、ラッパ飲みしたことがあります。
・・・旨いよ☆


昨夜のお酒 『バランタイン・ファイネスト(特級表示)』

2020-09-25 21:46:49 | 5号室 プライベートバー
『バランタイン・ファイネスト』はブレンデッドスコッチウイスキーです。


これがある、ってことをすっかり忘れていて・・・隅っこの方に放置していたらこんなにホコリをかぶっちゃいました(-_-;)



現在でも流通量がかなり多い、ポピュラーなウイスキーです。
・・・が、この時代のボトルは現行のボトルとはひと味違うぞ!


ホコリは湿らせた雑巾なので拭けば綺麗になります。
ほら、この通り♪



オールドボトルは、保管状態さえしっかりしていれば、中身は劣化しません。
このラベルはだいぶ変色しちゃってますけどね・・・。
ラベルが変色する状況はいくつかあって、多いのは日光に当たっていた場合や長期間ホコリをかぶっていた場合など。
今回のこのボトルは、見ての通り後者です。
日光が当たっていたボトルは・・・中身が劣化している可能性が非常に高いので、購入時は気を付けましょう!



アルコール度数43%、容量750ml。
メインラベルには『ウイスキー特級』、このバックラベルには『級別 特級』の表示がありますが・・・この級別表示があったのは1989年までだったので、このボトルが1989年以前のものだという事が分かります。
ウイスキーには製造年が記載されていないものが多いので、この級別表示の有無が、おおよその製造年を知るためのひとつの手掛かりになっています。



ボトル側面。
メインラベルの一部が側面にまで貼られています。



メインラベルと繋がっているショルダーラベル。
ビクトリア女王とキングエドワード7世の名が・・・。



主要なモルト原酒は、アードベッグ、ラフロイグ、アードモア、グレンドロナック、スキャパ、グレンバーギ、インペリアル、ミルトンダフ、バルブレア、プルトニー、グレントファース・・・等々。



さて、個人的なインプレッションは・・・。
オレンジピール、炭火、灰、焦がした昆布、ピーナッツの皮の匂い。
イソジンやオキシドールの匂いが混じる。
柑橘系の甘味とフルーティーさ。
後にピーナッツバター。
後味はかなりスモーキーで燻製のよう。
オレンジを燻製にしたらこんな感じか?
グラスに注いで時が経つと甘さが増していく。



オールドボトルに強いバーに行くことがあれば・・・是非!

※多分、一度ラベルが濡れてますね、このボトル。
 全面ヨレてるので、ボトルが水没したかもしれません。



【超こっそり裏話】
グラスに注ぐ撮影の際に・・・やっちゃいました(-_-;)


昨夜のお酒『まるき葡萄酒 ブルーベリーワイン』

2020-08-27 20:24:58 | 5号室 プライベートバー
山梨県甲州市勝沼の『まるき葡萄酒株式会社』で購入したものです。


ブルーベリーが原料のワインを飲むのは初めてだ。
ハーフサイズボトルです。



ラベルデザインは好きだなあ。
ブルーベリーの実の絵が描かれてます。



バックラベル。
まるき葡萄酒株式会社は日本最古のワイナリーです。
容量360ml、アルコール度数10.5%。



封の絵はブドウなんだね。



コルクキャップなので、コークスクリューで抜栓します。



折れずに上手に抜けました♬



赤ワインっぽいかな・・・って思ったら、いやいやいやいや、赤紫色だよ。
甘い香りが室内に広がります。



ブドウのワインとは味わいがかなり違います。
とっても濃い甘口。
美味しいんですが、続けて飲むとちょっと飽きちゃうかも。
味わいが濃いので2杯目を炭酸水で割って・・・失敗しました。
これはやっちゃダメだ。
チーズやビーフジャーキー、魚介類の乾物がおつまみに合うかも。



赤ワインはちょっと渋くて・・・って人にはオススメです!
美味しいワインですよ!