さあ、バックヤードツアーの開始だ!!
『水族館探検ツアー』に参加するのだ。
入場券を購入する時に同時に手に入れたのだ!
11:00からのチケットを手に入れたのでもうすぐ開始♪
この青い扉の前が集合場所なのだ。
開始5分前には集合だよ!

ここで参加者全員が集合するまで待機!
新型コロナの影響で、各回(1日2回)5名の限定です。
しかし・・・今回の参加者は2名だけ!
午後は団体で11名が・・・って話が聴こえたけど実際にどうなったかは分かりません。

簡単な説明を聞いてからツアースタート☆
配管のバルブは絶対に触らない事(水の流れが止まって魚が死んじゃうからね)や足元注意等々。
さあ、バックヤードに行くぞ!!

集合場所には戻らないので、荷物も傘も持って歩きます。
あ、逆に傘を持っていないのに降ってきた場合は、貸してもらえますよ。
ここは水族館の裏。
もう、一般の人は入れない場所です。
とは言っても・・・殺風景だねえ。

上の写真の通路左側に無造作に置いてあったプランターには・・・うおっ?
『サラセニア』が栽培されてるっ!!
はいはいはーい、以前紹介したとちぎ花センターで展示されてた食虫植物ね。
こんな・・・無造作に・・・。
そこにビックリだよ。

これ・・・浴槽だよなあ。
うん、バスタブを利用して飼育してるんですよ、魚とか、カメとか。

ほら、クサガメがいた!!

バックヤードに入る際は、靴の裏を消毒します。
左側に置いてあるのは魚たちを掬うための網。
対象の大きさに合わせて使います。

さあ、水槽の水の循環の心臓部、機械室に入ります!

機械室には大きな熱交換器と濾過槽、ばっ気槽があります。
図の左側から入ってきた水にばっ気槽でエアレーションしてから濾過槽でゴミを取り除き浄化して、熱交換器を通して温めたり(熱帯魚)冷やしたりして、また水槽に戻します。
左下にあるのは濾過槽に入っている砂利。
上から順に、砂利は粗くなっていきます。

このでっかいタンクが濾過槽だ!
機械室の音は・・・静かです。

ここで、水族館で展示されてる水草『ムジナモ』の説明を受けました。
日本ではここ、さいたま水族館のすぐそばの宝蔵寺沼ムジナモ自生地にだけ生息していて、その自生地は天然記念物に指定されていてます。
とにかく希少な水草なんですね。
右下の容器に入ってるのがそのムジナモ。
この拡大写真の嚢でミジンコなどを捕らえて消化しちゃう食虫植物です。
この写真で捕まえてるのは赤虫(ユスリカの幼虫)ですね。

ムジナモって、変な名前だね。
ムジナって、昔のタヌキの呼び名です。
見た目がタヌキの尻尾みたいだからこんな名前が付いたんだそうです。
じゃあ、タヌキモにすれば良かったじゃん。
ところが・・・タヌキモってすでにあったんだよね。
そう、タヌキモも以前とちぎ花センターの展示物を紹介しましたねえ。
先を越されてしまったので、ムジナモになったんだそうですよ。
この写真はムジナモの花。
とっても珍しい花で、気温が30℃を超えた日の朝にわずか数時間しか咲きません。
見れた人はラッキー♬

ってことで、夏にはこの宝蔵寺沼ムジナモ自生地を歩くツアーもあるそうですよ。

実は機械室に入ってきて一番最初に目に入ったのがこれなんですよ。
『外来生物駆除作業中』ののぼり旗。
実際に外来生物の駆除をしているそうで、その活動をアピールするために・・・なんだってさ。

今まで紹介した写真やムジナモや濾過槽の石が置いてあった台は・・・冷凍庫だったんだな。
まあ、バックヤードらしいというか(笑)。
その冷凍庫に入っていたのは冷凍サンマ。
スタッフが夜食に食べる・・・わけじゃなくて、飼育生物のエサです。
ワニガメとかいるからね。
そいつらに食べさせるのだ。

こんなのも出てきた!
ピラニアの冷凍標本☆
死んでしまっても、こうして標本で残されるんだね~。

さ、次の場所に行くんだけど・・・その前に機械室の全体像を撮っておこう♬

おお・・・こうして見ると濾過槽、凄いな。
さすが水族館。

バックヤードを歩くのは楽しいです。
展示されている魚たちを見るのはもちろんですが、どう飼育されてるかを見るのも楽しいんですよ!