伊勢神宮には『皇大神宮(こうたいじんぐう)《内宮》』と『豊受大神宮(とようけだいじんぐう)《外宮》』があります。
前回、外宮域内は左側通行、っていうお話をしましたが・・・ああ、確かに手水舎は左にありますね。
豊受大神宮(とようけだいじんぐう)は、三重県伊勢市豊川町にある神社です。
伊勢神宮の2つの正宮のうちの1つで、一般には外宮(げくう)と呼ばれています。
凛と張り詰めた空気感。
ああ・・・とてもいいところに来たなあ。
二つ目の鳥居。
駅前のを含めると三つ目ですね。
『豊受大神宮(とようけだいじんぐう)《外宮》』の社殿が見えました!
社殿の前に大きな空き地がありますが・・・。
ここ、『式年遷宮』で社殿を移した跡地です。
御敷地(みしきち)といいます。
次回の式年遷宮で、またここに移すんでしょうね。
式年遷宮を行うのは、萱葺屋根の掘立柱建物で正殿等が造られているため。
塗装していない白木を地面に突き刺した掘立柱は、風雨に晒されると礎石の上にある柱と比べて老朽化し易く、耐用年数が短いんですね。
そのため、一定期間後に従前の殿舎と寸分違わぬ弥生建築の殿舎が築かれるわけです。
でも・・・だったら老朽化しにくい建築様式にすればいいじゃん、って考えませんか?
漆を木の塗装に用いるのは縄文時代から見られますし、式年遷宮の制度が定められた天武天皇の時代、7世紀頃には、既に礎石を用いる建築技術も確立されていたはずです。
現に、この時代に創建(または再建)された法隆寺の堂宇は、世界最古の木造建築としての姿を今に伝えているわけですよね。
とすれば・・・当時の国力・技術をもってすれば、神宮も現在にも残る建物にすることは可能だったはず。
それをあえて、定期的に膨大な国費を投じることとなる式年遷宮を行う方法を選んだ理由は・・・神宮にも記録がないため不明なんだって。
・・・遷宮には550億円もかかるそうな。
皇大神宮(内宮)とともに正宮を構成し、両宮を参拝する際は外宮を参拝した後に内宮へ参るのがしきたりとされます。
なので・・・参拝の際には忘れずに!
拝殿の鳥居の正面には、衝立があります。
これ『蕃塀』っていいます。
不浄なものの侵入防止や、参拝者からの 目隠し、神力の流出防止などの諸説があります。
参拝客、非常に多いです。
主祭神は『豊受大御神(とようけのおおみかみ)』です。
社殿・・・鳥居の向こうは撮影禁止です。
鳥居の外から撮りました。
コンデジの望遠、フル活用っす。
参拝客が多いのに、一瞬・・・誰もいなくなった!!
神様、通ったかな??
ではでは、参拝に向かいます。
「御参拝はこちらからで~す。」みたいな(笑)。
伊勢神宮には賽銭箱がありません。
『私幣禁断』といいまして、伊勢神宮の祭儀を主宰するのは天皇陛下であることから、天皇陛下以外のお供えは許されませんでした。
なので外宮・内宮それぞれの正宮には賽銭箱は設置されてないんですね~。
この角度からは神職さんが見れますよ~。
あ・・・まるで誰もいないみたい。
次回、外宮の御朱印を戴きます。
御期待下さい!!
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