希少か石コロかは、自分の知識次第!!
まるでイモムシのようだけど・・・鉱石です。
新潟県の佐渡鉱山で産出された『白鉄鉱』。
化学組成はFeS₂。
これね、多湿の場所には保管厳禁なんです。
水分に触れると硫酸を発生させる可能性が高いので、周囲の物を腐食させることがあります。
なので、多湿の場所を避けるか密閉して保管する必要があります。
十字型の双晶を形成することで有名な『十字石』。
ロシア産です。
鉄やアルミを多く含む鉱石で、宝石的価値は無い・・・んですが、その形状から鑑賞的価値が高く人気があります。
特に正十字になるものは価値が高いんですが、見た目が単純なぶん、偽物も多く存在するらしいですよ。
アメリカ産の『リシア輝石(リチア輝石)』。
リチウムとアルミニウムを多く含むので、リチウム電池の原料となります。
あ、宝石としてカットもされますよ。
黄緑色や緑色のものは『ヒデナイト』、ピンクや紫色の物は『クンツァイト』、黄色のものは『トリフェーン』と呼ばれ・・・って、聞いたことあるかな?
オーストラリア産の『オパール』です。
産地によって特徴に違いがありますね~。
オパールはたくさんの宝石の中で唯一水分を含む石です。
宝石店などでショーケースに水が入ったグラスが置いてあるのを見たことありませんか?オパールの保湿のため、水を入れたグラスを置くお店があります。
水分が無くなると輝きが濁ったりヒビが入ったりすることがあるんですよ。
とはいえオパールの原石はカットされる前に天日で充分に乾燥させられて、それに耐えられたオパールだけが加工されます。
そういった工程を経たオパールは普通に取り扱っている限りは問題が起きないそうですよ。
でもね~、過信できないから注意は大切だよね。
青が綺麗な『カバンス石(カバンシ石)』。
カバンス?カバンシ?
カルシウムとバナジウムとケイ素(シリカ)を多く含むので、その頭文字を取って名付けられました。
宝石としてよりはパワーストーンとして人気が高いですね~。
『スコレス沸石』。
ストレス沸石じゃないよ。
宝石としてカットされることは稀で、主に鉱石コレクションや標本用ですね。
割と高価な鉱石です。
『孔雀石:マラカイト』。
大昔から宝飾品に使われている石です。
宝石や飾り石、装飾品の他に岩絵の具などにも使われます。
その他に面白い使われ方としては花火に着色剤(銅が多く含まれるので炎色反応を利用するのだ)など。
あ、クレオパトラがアイシャドウに使っていたのは有名ですね☆
コロンビア産の『石英(水晶)』。
大きいヤツは水晶玉になりそうだね。
水晶・・・こんなのありました!!
これ、ペットボトルアートです。
とにかくデカイ♬
そして、定期的に色が変わるんですよ☆☆☆
ほら!変わった!!
『石膏』。
はい、石膏ボードの石膏ですよ。
どちらもCaSO₄。
水和物がどうの・・・ってのは説明が難しくなるし面白くないと思うので割愛っ!
簡単に言うと、結晶化して綺麗になったのがこれです。
綺麗だけど宝石にはならない『硫黄』。
先ほど孔雀石のところで花火の着色剤について触れましたが・・・これは花火の火薬の原料です。
そうそう、医薬品にも使われていますよ。
メキシコ産の『ダンブリ石』。
ダンブライトとも呼ばれます。
透明度の高いものはカットして宝石にされます。
メッチャ高価・・・ではありませんが、カットされることが少ないという意味では希少な宝石です。
宝石の中には石じゃないのにそう呼ばれるものもあります。
樹液の化石の『琥珀』がそうですが、これもそう。
『サンゴ』です。
環境の変化や一時期の大量乱獲や密猟などで極端に数が減少しました。
「飾ってたけど飽きたから捨てちゃおう。」ってならないようにね。
アフガニスタン産の青い石『ラピスラズリ』。
最も古くから利用されている鉱石、とされています。
これの和名を聞いたことがある人はとても多いんですよ。
これからそれを知ると「ああ!それが!」ってなります☆
その和名を『瑠璃(るり)』といいます。
混ざっている金色の部分は金ではなく黄鉄鉱。
それと・・・組成に硫黄と塩素を含んでいます。
なので、もったいないからやらないほうがいいけど、ハンマーで思いっ切り叩くと打撃圧とその瞬間の熱で化学反応を起こして硫化水素の臭いがします。
ふふふ、博物館の説明には無いことまで説明しちゃいました。
多趣味部的な蛇足です♬
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