うさぎ学園 多趣味部

学長でウサギのわちゃまる君・ZIPPO・ウイスキー・旅行・ガーデニング・釣り・・・今日も全力で遊びます!

ビールづくり体験教室 -キリンビール横浜工場ー(その5)二番搾り麦汁とホップ添加式

2017-12-08 21:27:37 | 64号室 社会科見学
一番搾り麦汁を搾ったあとの『もろみ』から、二番搾り麦汁を搾ります。


『麦汁ろ過機』にジャグが乗せられました。
このジャグ、『二番搾り散布用』と書かれていました。
ん?散布??


この麦汁ろ過機、単体で写すと大きさが分かりにくいんですが・・・このぐらいの大きさです☆
結構、大きいですよ~。


麦汁ろ過機からのチューブが後ろにある糖化釜に繋がっています。
糖化釜には先に絞った一番搾り麦汁が入っていて、そこにこれから搾る二番搾り麦汁がチューブで送られていくようになっています。


『二番搾り散布用』ジャグにお湯を注ぐと・・・お湯はシャワーのように麦汁ろ過機に散布されます!
なるほど、ジャグの底に穴が開いてるのね~。


お湯が注がれると、もろみはこうなります。
ここから二番搾り麦汁が絞られて、ポンプとチューブで糖化釜に送られます。


一番搾り麦汁の時と同じように、二番搾り麦汁も試飲。
私たちE組・・・じゃなかった(暗殺教室か)、Eチームの二番搾り麦汁を飲んだ他チームの人が「苦っ!これ、苦っ!!」って言ってました。
一番搾り麦汁は一番甘くて(私の個人的評価)二番搾りは一番苦い(私もそう思いました)って・・・どんなビールができるやら。
何だか凄いぞ、E組(笑)。


さて・・・ホップを入れないとビールにならないよね。
ホップって、こういう花です。
その形から『毬花』ともよばれます。


中はこうなっています。
すっごいいい香り~。
味見してみました☆
・・・苦いですよ、かなり。
でも香りが口の中に広がるのがとても心地良いのです。
まあ、後味がしばらく苦いんだけどね。


実際にビールに添加されるホップはペレット状になっています。
ホップを粉砕してから水を加えて練って、パスタを作る要領で小さな穴からニョニョニョニョ~って出したものを乾燥してポキポキ折ったやつです(笑)。
むぎまる君のごはんのラビットフードにそっくり。


色々なタイプのホップがあるんですね~。
香りを嗅いでみましたが、確かに違う!


さあ、『ホップ添加式』です。
全チームの全員が、同時にホップを麦汁に投入します。
「ホップ添加~!」の号令で投入!!


ホップを添加した麦汁は、こういう感じになります・・・。
うっわあ、凄くいい香り~☆☆☆


次回、酵母を添加します。
お楽しみに!!

ビールづくり体験教室 -キリンビール横浜工場ー(その4)一番搾り麦汁!!

2017-12-07 21:24:04 | 64号室 社会科見学
ここまで撹拌し続けた液『もろみ』を濾過して、一番搾り麦汁を搾ります!


この時点での実習室の全体の雰囲気はこんな感じです。
やっぱり調理実習だね~。


ここで準備されたのはこれ『麦汁ろ過器』。
太いアクリルの円筒です。


麦汁ろ過機の底には、こんなフィルターが付いています。


まずは鍋からお湯をチューブで引いて、麦汁ろ過機を温めます。


『糖化槽』と『糖化釜』の中身を合わせます。
ふたつに分けて温度調整と撹拌をした、糖度や苦みの違う2種類のもろみを、ここで混合するのだ~。


この時点でのもろみの糖度は、なんと20.4°Bxだっ!
最初に糖度を計測したときは3.3°Bxだったよね~。
かなり甘いぞ!!


トレイに撮ったサンプルにヨウ素溶液を滴下します。
御存じの通り、ヨウ素溶液はデンプンに反応して紫色に変化します。
(右の端の紫色のサンプルは最初にヨウ素溶液を滴下したものです)
この時点で紫色になっちゃったら・・・失敗💀
デンプンが糖に変化していないことになります。
過去1500回以上の体験教室の中で、失敗したのはたった一回だそうで、どれだけ調査しても原因は不明だったそうです。
・・・良かった、色は変わらなかった~。
成功!!


さあ
次はもろみを麦汁ろ過機に移します。


熱いのでヤケドしないように!


そして麦汁ろ過機の中で撹拌すると・・・。


麦芽の殻が下に沈みます。
この殻がフィルターの役目を果たします。


緑色のポンプを使って、チューブを通して麦汁をジャグに移していきます。


原理はこんな感じです。


しっかり読んでおけば、今後のビールが美味しくなるかも♪


最初に出てくる麦汁はまだ細かい麦芽が浮遊しています。


なので~、麦汁ろ過機に戻します。


二度目はだいぶクリアになりましたが・・・。


これも戻します。


数回繰り返して絞った『一番搾り麦汁』!!
クリアでしょ~。


あのジャグに入ってるのが一番搾り麦汁です!
インストラクターが各自のカップに味見用に取り分けてくれます。


泡が無いだけで、色はビールだね。


チーム全体で乾杯!!
・・・甘っ!!
しかも旨っ!!
もう、味はビールですよ☆☆☆


そして各チームがつくった麦汁の飲み比べ!(Aチームの麦汁が遅れたので撮れなかったんですが、撮影のタイミングがココしかなかったんです~)
うまみ・雑味などは置いといて、自分のチームの麦汁が一番甘かった~。
インストラクターが全員に向かって「自分のチームがつくった麦汁が一番美味しいと思った人~!」って言ったら、全員が手を挙げました。
ちょっと挙手が遅れたチームもありましたが・・・概ねそうだよね。
自分のが一番美味しいよね!


次回はホップ添加式♬
麦汁にホップを投入するのだ~。
お楽しみに!

ビールづくり体験教室 -キリンビール横浜工場ー(その3)『糖化工程』で糖度アップ!

2017-12-06 19:50:17 | 64号室 社会科見学
糖度を上げて、美味しいビールの基をつくるのだ!


『糖化槽』で65℃をキープしている間、麦芽の試食がありました。
麦芽の乾燥温度が低い順に・・・
『ピルスナー麦芽』は安いクッキーみたいな味。
『クリスタル麦芽』は・・・ああ、美味しいクッキーだな♪
『カラメル麦芽』は麦茶や麦芽飲料のミロ。
『ブラック麦芽』はコーヒーだね!
それぞれ、ビールの種類によって使い分けます。


上が六条大麦で下が二条大麦。
ビールづくりに使われるのはどちらでしょ~。
答えは最後にね。


奥の『糖化槽』から手前の『糖化釜』に約半分を移して、二つに分けます。


そして撹拌は2倍になるのだ。


撹拌しながら『糖化槽』の中の液の味見~。
奥でインストラクターが各自のカップに取り分けてくれています。


おお?さっきより甘い!
こんなに急に変わるものなのか?


糖度計の数値は17.7°Bx。
甘いわけだね~。
高価なメロンぐらいの糖度だ!


『糖化槽』は65℃キープのまま、『糖化釜』は24分かけて95℃まで温度を上げます。
前回同様、温度計とタイマーの数値を足して95になればいいのです。


なんで甘くなるのかって・・・デンプンがブドウ糖などに分解されるわけですが・・・これ、見て!


もっと見て!!


は~い、撹拌し続けますよ~。
止めると焦げるからね!


はい、撹拌する私です☆


さっきの問題の答え~。
ビール作りに使われるのは二条大麦です☆
次回、濾過して麦汁を搾ります。
お楽しみに!

ビールづくり体験教室 -キリンビール横浜工場ー(その2)麦芽のデンプンを糖化させる『糖化工程』

2017-12-04 21:42:56 | 64号室 社会科見学
『ビールづくり体験教室』の実習室に移動しました~☆


実習室の全体の雰囲気はこんな感じです。
中学生の頃の調理実習を思い出すね~。


実習台の上に準備されていた器具類。
寸胴鍋とか・・・ホント、調理実習だね。


開会式です。
前に整列している作業服の人たちは、各チームのインストラクター。
インストラクターは各チームに1~2名つきます。


さてさて、早速ビールづくり開始で~す!
まずはお湯を鍋から取って・・・。


ジャグに移します。


これを数回続けて14リットルを『糖化槽』に移します。


これは非常に重要な原料の『麦芽』。
これが無いとビールは作れないぞ。


この麦芽は粉砕されています。
ウイスキーやビールの原料として有名な麦芽ですが、粉砕されたものを直に見るのは初めてです。


『粉砕麦芽』をスコップで掬って・・・。


『糖化槽』に投入します。
粉砕麦芽が散らばらないように、鍋の壁に沿って投入します。


糖化槽に投入したお湯と粉砕麦芽を撹拌します。
タイマーで撹拌時間の15分をセット。


混ぜる混ぜる。
結構重いぞ。


維持温度は50℃±1℃。
15分間撹拌し続けるのは大変なので、チームの仲間が交代でかき混ぜるのだ。


かき混ぜていると、少しずつ抵抗が軽くなっていきます。
いい匂いがするんだ~。


撹拌が終わった時点で、ちょっと味見♪
インストラクターが麦汁を各自のカップに移してくれています。


カップに移した麦汁。
・・・まだ、麦汁っていうほどの物じゃないけどね。
味は・・・まるで豆乳だな。



糖度計で糖化槽の中の麦汁の糖度を計測します。
現在の糖度は3.3°Bxです。
そして右のトレイに麦汁をちょっと取って・・・。


ヨウ素溶液を一滴落とすと、紫色になります。
デンプンがたっぷりですね~。
このデンプン質を糖化させて糖度を上げるのがこの工程です。


ここで糖化槽内の麦汁の体積を計っておきます。
表面積×高さで体積が算出できますね~。


次は65℃まで15分かけて昇温させます。


これも一生懸命かき混ぜながら☆


1℃/分・・・つまり現在の50℃から1分で1℃温度を上げて、15分後に65度になるようにします。
ということは・・・タイマーの数値と温度計の数値を足して65の状態を保ったまま15分間かき混ぜればいいのだ。


次回も糖化工程の続きです。
覚えたら、ビール造れちゃうかもよ~!!
(作業標準っぽいな)
お楽しみに!!

ビールづくり体験教室 -キリンビール横浜工場ー(その1)「ビールづくり体験教室」に参加しよう!

2017-12-03 12:38:24 | 64号室 社会科見学
『キリンビール横浜工場』は京浜急行線 生麦駅から徒歩約15分ぐらいの場所にあります。


「ビールづくり体験教室」に参加するために、ここまでやってきました。


『キリンビール横浜工場』、でっかいです!


今回の「ビールづくり体験教室」や「工場見学」はインターネットや電話で予約できます。


「ビールづくり体験教室」はキリン公式オンライン通販DRINX >イベント>セミナー・・・で検索すると見付かりますよ!


敷地内は綺麗に手入れされていて、居心地がいい空間になっています。


「ビールづくり体験教室」や「工場見学」はこの建物で受付です。


受付後はテイスティングルームに集合して準備をします。
体験教室は6人1組でチーム分けされます。


ビールサーバーがあるけど、今回は美味しいの飲めるかなあ。
キリンビール取手工場でのテイスティングはほとんど缶ビールだったからね。


まずはネームプレートに名前を書いて・・・。


昼食を選びます。
ハンバーグがいいな♪


ビールづくりは5種類のビールから選びます。
チームの参加者6名の意見が一致しなければいけないので、ここがちょっと難しい。
造れるビールの種類は左から・・・
①ピルスナータイプの「一番搾り」
②横浜開港150周年記念のボヘミアンピルスナータイプの「ビアざけ」
③ボックタイプでアルコール度数6%
④黒ビール
⑤ちょっとレアな赤ビール


体験教室開始~!
体験教室のスケジュールはこの通りです。


オリエンテーリングで5種類のビールの説明があります。


チーム6人全員一致で決まったビールはこれ。
横浜開港150周年記念のボヘミアンピルスナータイプの「ビアざけ」です。


ビール工場の製造工程。
これを見ると分かりやすいですね~。


オリエンテーリングの雰囲気はこんな感じ。
参加者多数ですよ~。
体験教室の参加人数は限られているので、先着順です。
参加したいと思ったら、早めに申し込みしましょー!


ビールづくり教室での仕込み工程。
大まかにこんな順序で造ります。


仕込工程の温度経過の概要。
美味しいビール作りのポイントは温度管理と撹拌です!


ビールとホップの関係。
ホップには女性ホルモンが多く含まれていて、また認知症防止にも効果があるということですが・・・たくさん飲めばいいってものじゃないです。


ああ、当然、酒税法は絡むよね。
自分が作ったビールをネットオークションなどで販売すると捕まっちゃうよ。


今回はA~Eグループの30人の参加です。


さあ、いよいよ「ビールづくり体験教室」開始です!!


次回、造るぞ~♬
お楽しみに!!