かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

本の紹介9・「水辺の環境学」

2009年05月19日 | 

昨日に続いて水辺環境の本を紹介させていただきます。この本は湖沼よりも河川関係の内容が多いと思います。
最近の日本では水辺に強い関心が寄せられているのですが、その多くの方向は人間の身勝手な都合優先で、生物多様性や生態系を考えない開発や整備が行なわれきたため川や湖沼の水辺が急速に荒廃してきてしまいました。

このような現状に警笛を発し、各地の水辺の現状を紹介しながら水辺の保全と再生への道を探った内容の本が「水辺の環境学シリーズ」です。



このシリーズは、著者が雑誌『月刊・水』に連載してきたエッセイ「水の風景」に若干手を加えて4冊の本にまとめ直したものです。

1刊目は「生き物との共存」
2刊目は「再生への道をさぐる」
3刊目は「水辺ビオトープ」
4刊目は「新しい段階へ」
の副題が付いています。

著者:桜井善雄(信州大学名誉教授)、発行元:㈱新日本出版社、価格:1500~1700円(税別)

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