かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

本の紹介41:日本人が知っておきたい森林の新常識

2011年11月08日 | 


「日本人が知っておきたい森林の新常識」が出版されました。著者は森林ジャーナリストの田中淳夫氏、出版元は洋泉社、価格は1,600円(税別)です。

著者が以前に出版した“「森を守れ」は森を殺す!”と“伐って燃やせば「森は守れる」”を現在に適合するよう書き直した内容ですが、新たなテーマもたくさん加わっています。緑の帯・・・人工林でなく人口林となっている(笑)

第一部は“「森林の常識」にはウソがいっぱい”と題して、森は二酸化炭素を吸収しない、森に水源涵養機能はなかったなど、巷に広まっている森林に関する常識を撃破・・・
第二部は“森林の異変は人とともに起きる”と題して、ブナを植えてはならない、ホタルは汚い水が好きなど、崇拝主義で凝り固まった自然保護を唱える人々が読んだら・・・
そして第三部は“林業から見える日本の森”と題して、林業への著者らしい提言・・・

帯をはずすとこんな感じ・・・


【目次】

はじめに

第一部 「森林の常識」にはウソがいっぱい
1 森は二酸化炭素を吸収しない
2 森に水源涵養機能はなかった
3 原生林の自然は貧弱である
4 火事が育てる森もあった
5 洪水が豊かな自然をつくる
6 生物多様性は破壊がつくった
7 森の主役は樹上と地下にあった
8 縄文杉が長生きできたわけ
9 沙漠に緑はよみがえらない
10 「太古からの森」はなかった
11 人は森を伐りたい本能を持つ?

第二部 森の異変は人とともに起きる
1 雑木林は伐らねばならない
2 竹林は伐らねばならない
3 ブナを植えてはならない
4 ホタルは汚い水が好き?
5 日本列島は禿山だらけ
6 マツ枯れとナラ枯れの陰に隠れた異変とは?
7 シカもクマも増えている
8 里山とゴルフ場はそっくりだった
9 熱帯雨林報道に異議あり
10 アマゾンは「里山」だった

第三部 林業から見える日本の森
1 山村は木を売らずに生きてきた
2 林業は焼畑から生まれた
3 木を伐って、森をデザインする
4 森林の「少子高齢化」に気をつけろ
5 林業はゼロ・エミッションだ!
6 「安い外材」の嘘にだまされるな
7 「科学」の衣をまとった新月伐採の怪しさ
8 日本に「木の文化」は本当にあるのか?
9 美しき森を、収穫多き森へ
10 「共生」という言葉の裏にあるもの

おわりに

 

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