その時に指導者の方に「もし、ユリノキの種子が採れたらお願いします・・・」と言っておいたら一本の枝を届けて貰いました。何時もは高くて望遠で撮るしかなかったユリノキの種子を間近で撮ることができました。 この実は細長い松毬状で一番外側の部分を除いて一つひとつ飛び散っていきます。ひとつの種子はスノボーの板のような恰好をしていて風に載ってくるくると回りながら落ちていくのです。どの種子でも感心してしまうのですが、バランス的に上手く出来ているものですよねぇ!
もう一週間以上経ってしまうのだけど、林業試験場の一般公開日でツリーイングを体験して貰いました。指導者の方がザイルを掛けて登れるようにしたのは樹木園で一番の大木であるユリノキでした。
「種は風に乗って」シリーズで前2回で紹介したもの以外にも、場内の風に乗って散布する種子としてはアキニレなどがあります。アキニレは葉が落ちても種子がしつこく残っているのです・・・
そしてアキニレの傍にはモクゲンジの朔果がぶら下がって居ました。三つに割れて一枚一枚が風に乗って行くように考えられていますが、朔果のまま落ちているものしか見たことがありませんので、これは風散布ではなく重力散布のようです。
こちらは染料植物園にあったオオモクゲンジの実・・・オオと付くだけあっておおきいですね。
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