かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

冬芽と葉痕2012:副芽を持つ裸芽・マンサク

2012年12月21日 | 冬芽と葉痕

今日は冬至、こじつけで冬芽の本格的な季節です。・・・と言うことでマンサクの冬芽と葉痕のお話です。

マンサクは早春(3~4月)に花を咲かせる樹木の代表選手・・・そして雌花と雄花が同じ株に咲く雌雄同株の落葉低木(小高木)です。

冬芽は当初は毛が密生した芽鱗に包まれますが、芽鱗が落ちやすく裸出します。

また、芽柄のある有柄芽で頂端部では頂芽の直下に頂生側芽が付き、さらにその側芽に副芽があるので3つもの冬芽が見られることがあります。

葉痕は盛り上がった三角形で茶褐色をし、維管束痕は3個あって、よく見ると怖そうな顔に見えてきます。葉痕の横には托葉痕がはっきりと残って枝をほぼ半周します。

花芽は球形で柄があり、柄の先に2~4個を付けます。先端が割れて鈴のようですね。

(冬芽と葉痕:131種類目)

すぐそばにシナマンサクが有ったのですが、枯葉が落ちにくく春先の展葉まで残ることがあります。そして冬芽を包む芽鱗も落ちずに残っていて裸芽となりません。

花芽はマンサクよりも大きく、開花も一ヶ月ほど早いようです。

(冬芽と葉痕:132種類目)

明日12月22日(土曜日)9時半から11時半まで高崎市染料植物園で自然観察会「冬芽を観察しよう」が開催されます。興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか・・・

 

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信濃毎日新聞社
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