時々散歩している松井田城址に続く裏山で蕾の時からテイカカズラ(キョウチクトウ科テイカカズラ属)の追っかけをしている・・・蕾はまるでドリルの刃だね!
その最終的な目標は虫えい(虫こぶ)のテイカカズラミサキフクレフシを久しぶりに観察したいからなんだ!
(↓)は以前撮影したもので左が虫えい(虫こぶ)で、右の逆V字形のが正常果だね・・・昨年、その残骸が裏山で見られたのだ!
今の時期は白い花がたくさん咲いていて早いものは落花して果実ができはじめているけど、成長が遅くて大きくなるのは秋になってしまうんだ・・・
こんなにたくさん咲いているのに果実が出来る数が少ないのだけど受粉効率が悪いらしい・・・花はスクリューのようだね!
外から見ると花弁や雄しべ(葯)・吸蜜孔くらいしか見えない!
詳しく見るため花を割ってみた!
ナイフの切れ味が悪くて綺麗に切れなかったけど・・・先端の尖った部分が葯で真ん中あたりに有るのが雌しべの柱頭なんだ!
吸蜜孔から昆虫が口吻を刺し込んだ時に下にある雌しべに受粉させるのだそうだ・・・手の込んだ受粉システムだから受粉効率が悪いのかな?
花柱は2個が合わさっていて、子房も2個の心皮が合着している。 葯は5個が合着しているんだ!
この二つの心皮が成熟すると伸びて逆V字形の果実になるんだね・・・
そして成熟する前にテイカカズラミタマバエが寄生すると先端がくっついて球形になった虫えい(虫こぶ)出来るのだけど、その生態は不明な部分が多いのだ!
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樹に咲く花―合弁花・単子葉・裸子植物 (山渓ハンディ図鑑) | |
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