2011年スエーデン・ストックホルム国際平和研究所が出した軍事費支出額・GDP比国別ランキングなるものを見つけた。
2011年の世界の軍事費の総額は1兆6245億ドル(129兆9604億円)で、軍事費が世界で最も多いには当然の事の様に米国でその額は「6895億ドル(55兆1672億円)」だった。
世界の軍事費のほぼ半分を占めている。
米国に次いで多いのが中国で、1292億ドル(10兆3417億円)だった。
これは公表額で実際は2倍近くあるとみられている。日本の順位は世界で6位で、545億ドル(4兆3623億円)であった。
ランキング順では米国、中国、ロシア、フランス、英国、日本、サウジアラビア、インド、ドイツ、イタリア、ブラジル、韓国、カナダ、オーストラリア、トルコ、アラブ首長国連邦、イスラエル、スペイン、オランダ、コロンビア、ポーランド、台湾、シンガポール、アルジェリア、ギリシャ、チリ、ノルウエー、スエーデン、メキシコ、パキスタン、イラク、インドネシア、クエート、ベルギー、タイ、であった。135位まで出ていた。北朝鮮、イランなどは信頼できる資料がなく公表されていない。
米国は上位14カ国の国防・軍事予算の合計額より大きかった。
日本の国防予算が2011年のGDP比1%と少ないが世界第3位の経済規模からしてその総額はとても大きくなる。アジアに限れば、中国に次いで2位であであるが、米国の12分の1にすぎない。日本の国防予算が安くあがっていた面があった原発50基分の電力料金である。
原発50基全廃して火力発電所で代替すると10兆5千億円の建設費と燃料費が年5兆円増えると想定されている。
一見GDP比が低く見える日本の国防予算。
原発全廃でGDPの上昇は相対国防予算の減少が出てくる。さすれば国防予算を増やせる要素も出てくる。
ところてん式計算を国はやる。世論に押されて変更したような政策が実は意図的なシュミレーションにより操作されている。日本では自衛隊の災害救助隊的面しか報道されないが、実は実力は非常に高い練度と装備を持った軍隊組織である。
中国、韓国、の脅威を連日報道し、世論の形成を容易にできる。
数字から見た客観的な力量と立位置の認識。常に世界における客観的ランキングは認識して批判の芽は立てておきたい。