しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

不人気なBRT

2013年11月25日 | ニュース

下町の住民を対象とした行政の説明会があった。

4つのコミ協会長が自治・町内会会長、地域住民宛に出席を呼びかけている。説明会の説明する側は行政と民間交通機関(新潟交通)である。地域住民は100名以上出席した。

1時間半程度の説明会という主催者側の予定だったが、30分も延長しても終わらなかった。

多くの反対意見が出て、主催者側にとっては大きな誤算となった説明会となった。

主催者側の説明会資料はカラー刷りの立派のものだった。

○この20年でバス利用者が3分の1に減少した。

○この10年ほどでバスの運行便数は20%減少した。

○このままでは負の連鎖は止まらない。

そこで、「GRT」という車両を入れて一度に多くの人を運べる連接バスで運行を効率的にしたい。路線の変更が伴う。路線によっては乗り換えが生じる。専用走行路が出来る。バス亭の再編がある。

説明にスライドを用いて多くの説明時間があった。終了して質問時間に入った。

多くの反対意見が出てきた。

日中数名しか乗車していないバス路線ばかりの中で更に大型のバスを導入して赤字を増やすのか。バスの小型化の経営転換が進んでいない。

行政の億単位の補助金支援が更に増えるだけではないのか。2台分の連接バス4台導入で4人分の運転手が合理化できるとしているが、そのことで他のバス路線が大幅に増便できるという算数が成り立たない。

乗り換えが多くなり、現金でバス料金を支払う地域住民には大きな負担増となる。

下の地域住民にとってメリットは感じられない。

新潟市の多額の借金財政のさらなる赤字原因になる。失敗の責任は誰が取るのか。導入ありきで事が進んでいる。来月議会で承認が決まっているものを今更地域説明会とは何だ!。遅すぎる。これでけ多くの住民が反対し、行政の方針が支持されていない状況でも事業を進める方向性は納得できない。地域に政策が浸透していない。

説明会を開きました。言いました。聞きました。だからOKだ。とはならない。言いっぱなしで議事録が出ない。多くの質問に答えた記録が残っていない。だからいつまでも明確な認識と合意が進まない。広報が不十分な証拠だ。市長を呼んで来い!。

実に辛辣な意見が多く出た。このまま、進めると市長の進退問題にも波及しそうな説明会となっていった。


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