142年の伝統校であるが、卒業式の回数は121回であった。
最初の入学から卒業まで6年。142-6=136と言う算数通りの卒業証書授与式ではなかった。
136-121=15ということでこの15回の失われた卒業式の原因をお聞きする機会が失われてしまった。もう校長にお会いしてお聞きする機会もなさそうである。
タイムカプセルが埋められた場所も遂に特定できなかった。
校庭の花壇の付近、鉄棒遊具の付近、校舎の付近等3か所ほどの未確認情報もあったが、遂に確認できなかった。
将来、校舎が取り壊されて、新しい施設が建設される際に発見されるかもしれない。
1万人を超えた卒業生。1万人を超える生徒、父兄に歌われた校歌も最後となった。
葛原しげる 作詞、清瀬保二作曲の豊照小学校校歌を最後に歌った一人となった。
み国の姿さながらに
豊旗雲にあかねさし
照るや名もよき学びやの
松にあさひぞ朗らけき
仰げみ旗の気だかさを
かざせ誇りの桜ばな