国語屋稼業の戯言

国語の記事、多数あり。国語屋を営むこと三〇余年。趣味記事(手品)多し。

ととのいましたと言うのは流行語だったのか

2022-08-09 17:57:00 | 戯言
●現代の日本社会とかけて「Is this?」ととく。



●こーれーか?




※2010年10月14日の記事を一部改変


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松田道弘氏の訃報に接して

2022-08-04 15:05:32 | マジック

 
 
 
●松田道弘氏がお亡くなりになったことを知った。
 
●手品を始めたころにお世話になり、今なお影響を受けている。
●『トランプマジック・スペシャル』の「カードアクロス」(112頁)はマジックを始めたころ、人に見せまくり、場合によっては悲鳴があがったこともある。
 
●オムニデックを演じてみようと思ったのは松田氏の『松田道弘のカードマジック』のおかげだし、『リセット』に挑戦したのも同署のおかげであった。
 リセットにいたっては初めて本格的に取り組んだパケットトリックではなかろうか。
 
●『松田道弘のオリジナル・カードマジック』では、ニック・トロストについての記述にびっくりした。
 こういう評価もあるのかと驚いたのである。
 
●他にもカップ&ボール、メンタルマジック、トリックカードを用いたマジックなどで多くの影響を受けた。
●私にとっては百科事典的存在であった。
 
 
●私は唐突に人に大量のマジックを人に譲る癖があるのだが(トランプやら書籍やら)、なぜか大量の松田道弘氏の書籍は生き残っていた。
●そろそろ、人に何冊か譲ろうかと思っていた’(少ないとは思うが、本棚二段前後ある)が、もう譲れない。
 
 
●合掌。
 
 
 
 
 
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マジックのリハビリと日記136

2022-08-03 15:10:54 | マジックのリハビリと日記

●以前、秋葉原で購入した手。

 「寂しくなんかない」で使用した手の正しい(?)使い方。

『融合文について 実戦問題編』『融合文について 実戦問題解答解説編』、完結。自分で作った問題だけに愛着がある。

 入力が大変だったが、良いリハビリになった。

●マジックに関しては少し距離を置く。

●なぜかしら、買ったけど。愛でると心が和む。

 金は使うけどねえ。

 いいものを作るんだ、ストレートマジックショップ

●マジックを趣味とする友人は諸事情で家に手品グッズが届くと困るらしく(何故なんでしょう)、代わりに買ったり、それにかこつけて自分のも買ったり。

●意外だったのが「Happy Birthdayメッセージオムニデック」を二個購入するように頼まれたこと。

 一つはプレゼント、もう一つは予備とのこと。

 一つはプレゼント用! プロか!

 ぃゃ、誰にあげるんだろう。

●一軍箱や一軍バッグ㏌バッグをあさる。ちなみに現在のバッグ㏌バッグはリンク先と色違いのもの。

●意外とマジックと付き合っているな。

●今日は「ゆうきともLIVE」の日。

 楽しみだ。

 

 

 

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融合文について 実戦問題解答解説編

2022-08-01 14:41:51 | 国語

融合文について 実戦問題編はこちら

 

 

解説
竹西寛子(たけにし・ひろこ)
 一九二九年、広島生まれ。小説家、評論家。早稲田大学文学科卒業。高等女学校時代に広島で被爆した。なお、この経験から生まれたのが小説『儀式』である。
 大学卒業後、文学全集などの編集を経て、評論家活動をはじめる。日本の古典(詩歌・歌物語・日記)に対する権威でもある。著書に『往還の記―日本の古典に思う』『式子内親王・永福門院』『兵隊宿』などがある。
 問題文は『古典を読むー古今和歌集』よりとった。なお、問題の都合で文章の改変がある。


【配点】問六のみ8点、その他は各4点(計40点)

問一 (答)已然形
 
係り結びの問題。「なきこそ渡れ」と係助詞「こそ」があるので已然形。「已」の字に注意。命令形は不注意。

問二 (答) (1)鳴き   (2)掛詞
 
歌の「初雁のなき」の部分と、訳文「初雁の【 甲 】」の部分が対応している。鳥が「なく」ということは、当然、「鳴く」ことであろう。次に「ながら」があるので、連用形にして、「鳴き」と答えなければならない。
 また、この「なき」は「鳴き」と「泣き」というように二度訳していることになり、このように一つの語に複数の意味を持たせる技法を「掛詞」という。「泣き」との区別をはっきりするために「鳴き」と漢字で表記する。

問三 (答)句切れなし
 
句切りは和歌の意味上の切れ目のことで、要は句点(「。」)が打てるところだと考えればいい。句点が打てる目安は① 終止形 ②終助詞 ③ 命令形 ④係り結びの結びである。
 今回のBの和歌には、初句から四句まで句切りがない。結句の「あふぞわびしき」に係り結びがあるので、「句切れなし」となる。

問四 (答)エ
 
和歌に「もみずるよりも」(紅葉するよりも)とある。つまり、比較しているわけである。比較に対応しているのは、エ「もっと」しかない。

問五 (答) 仮名序
 
紀貫之は『土佐日記』の作者であると同時に『古今和歌集』の代表的な撰者の一人である。彼は古今和歌集で日本最初の文芸論とも言える『仮名序』(仮名による序文)を書いている。その冒頭が「やまと歌は人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける」である。

問六 
(答)
Bの方が「言の葉の心の秋」(にあふ)」という言い方によって、心と言葉を対等の関係として描いているため、Aのように「心の秋」だけを歌うよりも、心と言葉の関係に踏み込んだ歌だといえる。

傍線部の直後に「『言葉の心の秋にあふ』という言い方を支えているのは、~ここですでに「言葉」と「心」は、前後上下の関係ではなく、対等の関係で見られている」とある。これについて最終段落で

「時雨つつもみづるよりも言の葉の心の秋にあふぞわびしき」における「言の葉の秋」と「心の秋」とのなめらかな提携には、相対的で非永続的な言葉と、同じように相対的で非永続的な心との対等視があり、「言の葉の秋」のみをうたうよりも、「心の秋」ひとつをうたうよりも、深く心と言葉の関係に踏み込んだ直観の軌跡をそこに読むことができる。

と述べられていることから、Bの方が「心と言葉の関係」に踏み込んでいることが分かり、より踏み込んでいると言えるのは、「心」と「言葉」を「対等」に見ているからなのである。最終段落に基づいて、Aの和歌には「心の秋」しか用いられていないことを指摘すれば、設問の条件に合致する。

【採点基準】
・Bの方が優れている という指摘がなければ全体として0点。
・Bの方が優れているということが分かれば、その他の記述に無関係に2点を与える。
・Bが優れている理由として「心と言葉を対等の関係として描いている」という指摘があればプラス2点。
・Aから「心の秋」が引用されていればプラス2点。
・Bから「言の葉の心の秋(にあふ)」が引用されていればプラス2点。

問七 (答) エ
 
「作者の解釈における」という限定に注意しよう。つまり、宣長の部分だけで解答を出してはいけないのである。
 まず、宣長自身は「歌のよしあしは多くは詞にありて情にあらず」と言っているので、アとウは答えにならない。イは「心情をありのままに表現しなくてもよい」の部分が、作者が宣長について仮定している部分、つまり「『心』の分明も不分明も、さし当っては『詞』で探られ、『詞』で定められていうのが宣長の言いたいところだったとすれば」の部分と比べて不適当である。この仮定の部分がエの部分と同意であるので、正解はエである。

問八 (答) 絶対
 
 最終段落の「相対的で非永続的な言葉と、同じように相対的で非永続的な心」の部分と「【 丁 】的でもなければ永続的でもない心と、同じように【 丁 】的でも永続的でもないでもない言葉」の部分は対応している。つまり、「【 丁 】的でもない」は相対と同じ意味とならなければならないのである。「【 丁 】的でもない」を「相対」と同じにするには【 丁 】には「相対」の対義語を入れればよい。よって「絶対」が答えとなる。

 

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