マオリ族が政治家の記念碑のために土地を提供している。
先住民文化とうまく共存しているNZらしい場所だ(後述)
**
オークランド空港を出て最初に訪れたのはマウント・イーデン↓
二十年前も定番の観光スポットだった。
当時はバスで頂上まで行けたが↑今は少し下に駐車場ができて歩かなくてはならない。
↑「マウント・イーデン」という西欧人のつけた名前から↑マオリ族がもともと呼んでいた「マウンガファウ」という名前の方を一般的にしようとしている↑
二百mほど坂を上ると↑頂上のリムをぐるっと回る木道に出る。
標高は200m弱だが↑オークランドの高層ビル街から海までがきれいに見晴らせる
↓そして↓噴火口の跡だとはっきりわかる。オークランドには48もの火山があるそうだ。
かつてここにはマオリ族の砦や食物貯蔵庫があった。
↑西暦1700年ごろのここを描いたとされる作者不詳の絵↑
描かれた様子をそのまま信じることはできないが、大きな砦があり多くの人が集まっていたことは確かだろう。
ランギトト島はオークランドにある火山の中でいちばん新しく↑約600年前の噴火で出現した。
↑数キロ離れた場所にも同じような火口丘が見えた↑
One Tree Hill
U2の曲名として有名になった丘。
「他にもマオリの人々を助けた政治家の記念碑がある丘がありますよ、行ってみますか?」とガイドさん。
冒頭写真がそれ。
オークランド湾の入り口に近い丘だった。
ランギトト島を見ながら海沿いを走り、丘にのぼってゆく。
記念碑そばに到着↑
↑●マイケル・ジョセフ・サヴェージは1935-1940にNZの首相だった。
社会保障が充実した現代NZの基礎をつくった人物とされている。
両親は1850年代の「アイルランド飢餓」を逃れてオーストラリアへ移民した。
八人兄弟の末っ子で、小学校を出た後は肉体労働。ボクシングとウェイトリフティングもやっていた。
灌漑水路掘りをやっているときに労働組合に加入し、政治に目覚めてゆく。
三十代でNZに移り、社会的弱者の声を国会に届けるべく
当時マオリ族の宗教カリスマとなっていたラタナと共闘する。
1935年、マオリ族の支援により労働党からのはじめての首相となり、
マオリ族もはじめて国会議員を送り出すことに成功した。
首相在任中に68才で亡くなると、マオリの人々は彼の記念碑のためにこの土地を提供した。
↑ニュージーランドの固有植物「ポフツカワ」はもうすぐ真っ赤な花を咲かせるだろう
先住民文化とうまく共存しているNZらしい場所だ(後述)
**
オークランド空港を出て最初に訪れたのはマウント・イーデン↓
二十年前も定番の観光スポットだった。
当時はバスで頂上まで行けたが↑今は少し下に駐車場ができて歩かなくてはならない。
↑「マウント・イーデン」という西欧人のつけた名前から↑マオリ族がもともと呼んでいた「マウンガファウ」という名前の方を一般的にしようとしている↑
二百mほど坂を上ると↑頂上のリムをぐるっと回る木道に出る。
標高は200m弱だが↑オークランドの高層ビル街から海までがきれいに見晴らせる
↓そして↓噴火口の跡だとはっきりわかる。オークランドには48もの火山があるそうだ。
かつてここにはマオリ族の砦や食物貯蔵庫があった。
↑西暦1700年ごろのここを描いたとされる作者不詳の絵↑
描かれた様子をそのまま信じることはできないが、大きな砦があり多くの人が集まっていたことは確かだろう。
ランギトト島はオークランドにある火山の中でいちばん新しく↑約600年前の噴火で出現した。
↑数キロ離れた場所にも同じような火口丘が見えた↑
One Tree Hill
U2の曲名として有名になった丘。
「他にもマオリの人々を助けた政治家の記念碑がある丘がありますよ、行ってみますか?」とガイドさん。
冒頭写真がそれ。
オークランド湾の入り口に近い丘だった。
ランギトト島を見ながら海沿いを走り、丘にのぼってゆく。
記念碑そばに到着↑
↑●マイケル・ジョセフ・サヴェージは1935-1940にNZの首相だった。
社会保障が充実した現代NZの基礎をつくった人物とされている。
両親は1850年代の「アイルランド飢餓」を逃れてオーストラリアへ移民した。
八人兄弟の末っ子で、小学校を出た後は肉体労働。ボクシングとウェイトリフティングもやっていた。
灌漑水路掘りをやっているときに労働組合に加入し、政治に目覚めてゆく。
三十代でNZに移り、社会的弱者の声を国会に届けるべく
当時マオリ族の宗教カリスマとなっていたラタナと共闘する。
1935年、マオリ族の支援により労働党からのはじめての首相となり、
マオリ族もはじめて国会議員を送り出すことに成功した。
首相在任中に68才で亡くなると、マオリの人々は彼の記念碑のためにこの土地を提供した。
↑ニュージーランドの固有植物「ポフツカワ」はもうすぐ真っ赤な花を咲かせるだろう