旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ベルン歴史博物館へ

2012-10-26 21:41:53 | スイス
ベルン旧市街を徒歩でゆっくり見学した後、トラムにのって十分ほどの郊外にあるパウル・クレー・センターへ。十五人だけだからこういう移動もできる。

途中、ベルン州の旗が現在のデザインになった戦いがあった場所を通る。
★パウル・クレーセンターへきた目的は、この面白い建物の美術館ではなく
付属の一戸建てレストラン。ぴったりの人数の個室を用意して待っていてくれた。その様子はこちらからご覧ください。

午後三時すぎにホテルへ戻り、もっとベルンを深く知りたい方々と橋を渡って「ベルン歴史博物館へ」

ここはチューリヒについでスイスで二番目の大きさを誇る博物館である。

一時間ほどでは見るものを決めなければ楽しめない。二十五万点もあるという収蔵品の中から、今日午前中に歩いて目にしたものと関係があるものを中心に見学。
大聖堂の入口を飾っていた極彩色の彫刻の本物の多くはここにあった。
さらに宗教改革で壊され、大聖堂裏の高台の盛土に埋められていたおびただしい彫刻群に驚かされる。

~続く
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ベルン旧市街散歩

2012-10-26 20:47:04 | スイス
《手造の旅》黄金色スイス二日目~午前中
スイス連邦議事堂すぐ隣のベルビューホテル、豪華な朝食バッフェはゆっくり楽しまなきゃ

薄曇りの朝、アーレ川の緑と紅葉が美しい

9時に出発、ベルンの二回目の城壁門であったケーフィック塔

広場には市場が出ている。スイス産は少し高くても多くのスイス人は自国産を選ぶのだそうだ。

有名な時計塔も見なくちゃ


世界遺産に指定された旧市街は1405年の大火で木造の街が壊滅した後、都市計画に沿って建設された。
だからこそのこの美しい街並み。



ここに路面電車を通す時に邪魔になったのが、彫刻で飾られた噴水。
「美しき障害物」と呼ばれているのだそうだ。なるほどねぇ



★これら噴水の彫刻についてはまた別のところに書きます







アーレ川の一番湾曲した場所、ここからベルンの歴史ははじまった。

1191年、ここにニーデックの城塞を建設した、ツェーリンゲン家のベルトルト五世

彼は「狩りではじめて捕まえた動物の名前をつけよう」と決めた。
捕まったのはクマ。
そして街は「ベルン」という名前となり、今でもクマが飼われている


大聖堂の塔はいつきても修復している

正面入口の「最後の審判」は必見

これ以外の聖人彫刻は宗教改革の際に取り壊された。
大聖堂入口近くに立つモーゼが十戒の「その二⇒偶像を作ってはならない」を指差しているのは、その教訓を表しているのだとか。


内部にある墓碑で一番立派なのは、狩りをして「ベルン」と名付けたベルトルト五世のもの


16世紀初頭、後期ゴシック時代にはロマネスク的なおどろおどろしさと面白さを引き継いだ、技術の高い彫刻がたくさんつくられた。それら職人の遊び心を感じさせる小品がいろいろ見つかるのが楽しい。
ガイドブックに載っていなかろうが、面白いものは面白い~これはナニモノ?↓

★大聖堂についてはもう少し詳しく別のところで書きます。

大聖堂裏側のテラスからはアーレ川が見下ろせる

秋は深まり落ち葉が美しい

昼食はかねてから用意していただいていたパウル・クレー・センターへ。
こちらからご覧下さい。
特においしかった前菜の卵サラダの拡大写真はこちら
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