旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

スリランカ王国の古都キャンディ

2016-01-18 10:29:03 | スリランカ

仏教国スリランカにおいて最も大切な「仏歯」を収めた寺があるのが、王国の古都だったキャンディ。印象的な八角形の建物は、かつて国王が演説した場所。そのうしろに「仏歯」寺がある 中心になる建物の一階⇒この建物を囲んで後世に建てられた木造の建物を二階に登ると、(時間になると)仏歯(の入れ物)が拝める場所。いつもたくさんの信者が蓮の花を供えている⇒

 

2015年に訪れた時の写真日記をこちらからご覧ください

 

★仏歯寺のすぐとなりには、以前の王宮があった。ここを舞台にして、イギリスとのあいだに王朝最後の攻防がいろいろな価値でくりひろげられていた。 ほとんどの外国人がなにげなく見上げている記念碑に、そんな話がかくれている⇒こちらからお読みください

 

 


★これは、イギリス国旗を降ろして抗議するワリヤポラ・スリ・スマンガラという僧侶↴

1815年3月2日、シンハラ王朝がイギリスの保護下に入る会談が行われた日、英国兵は先走って調印前にユニオン・ジャックの旗を掲揚してしまった。ワリヤポラは「調印が終わるまではシンハラの旗でなくてはならない」と、異をとなえてユニオン・ジャックを降ろし、このライオン旗を掲揚した。※実際の調印は3/10に行われた。
★1818年に英国に対する反乱がはじまると、ワリヤポラは「仏歯」をキャンディから持ち去り、反乱軍のところへ運んだ。「仏歯」を持っていることは、スリランカを統治する正当な権利者であることを意味していたのだ。


**

夕方五時、キャンディの伝統的な踊りを見学終わったら屋内なのに火渡り!

 

今年の宿泊は旧市街から少し離れたリージェンシーなかなかのバッフェ夕食になった

 

**翌朝、朝食の時このホテルの建物が、伝統的なスリランカの建築を意識していることがわかった。これは庭からの眺め⇒

 

 

テラスから旧市街方向を見下ろす

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マータレーのスパイス・ガーデン

2016-01-17 17:40:26 | スリランカ

シギリアからキャンディへ向かう途中、マータレーは「スパイス・ガーデン」がある。日頃は、「完成品」しかお目にかからないスパイスに、植物として出会うことが出来る場所。グループとして訪れればちゃんと日本語でガイドさんがついて理解しやすい 聞きかじりを少し紹介いたします。

●ウコン根を茹でて乾燥させる。植物としては笹に似ている。

●カカオこれが木の幹から直接なっている様はちょっと不思議赤くなってから収穫する。

●胡椒これはまだ小さい。赤く熟したものを収穫し、皮をむいて乾燥させると「白コショウ」、皮をむかないと「黒コショウ」となる。へぇ~。

●クローブ(丁子)咲く前の花を乾燥させている。なるほど「丁」の形をしている。

●ナツメグ種の部分がナツメグだが、種を包んでいる赤い部分もMACE(メース)という別の香辛料になる。

●シナモン木の皮を剥いて重ねて乾燥させる。

★上の写真★左の小瓶二つが八種類のスパイス(カレーの葉、コリアンダー、シナモン、カルダモン、クローブ、クミン、アニン・シード(アニスと同じもの))を混ぜたカレー粉(緑のキャップが炒っていない野菜用、赤いキャップが炒った肉用)大きな便は十八種類を混ぜた万能カレー。カレー粉それぞれは辛さはそれほどなく、いちばん右のチリを混ぜる事で調整するのだそうな。

 

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シギリア・ロックへ登る2016

2016-01-17 15:33:14 | スリランカ

ヘリタンス・カンダラマを出て、野生の孔雀が木の上に居るのに遭遇 新婚さんが堤防の上で記念撮影 こんどは良いタイミングで羽を広げている孔雀 三十分ほどでシギリア・ロックへ到着。

**日本の援助で建設された立派な博物館があるのだが・・・ほとんどのグループがここへはやってこない。復元模型や展示物も悪くないと思うのだが、設備の手入れがいまひとつなせいか。ハコものをつくるだけでなく、日本から管理する人を一人でも派遣できていてれば、もう少し有効活用できるだろうに、残念。

***入場 岩のふもとにたどり着く以前に、5世紀と言われる時代につくられた水庭がひろがっている。

岩の上の王宮ばかりでなく、ここら一帯ぜんぶが、ひとつの街だったのだ。

2015年の日記で、シギリアの歴史などについて書きました

この岩の間から登りがはじまる⇒ 最初に登りがずっと続く⇒ いちばんきついのはこの螺旋階段往復かもしれない。でも、この上の部分に「シギリア・レディ」が描かれているのです⇒

昨年と大きく変わったところ。シギリア・レイディの写真撮影が禁止された事!まぁ、今まで自由に撮影させていた事の方が不思議なのかもしれない。2015年の日記に小松撮影のものを載せました。

そして、巨大なライオンの爪に到着

この間からさらに上の王宮へ登る  

「君も登ってきたの?」

貯水槽には今も水が 下りてゆく道で、巨大なリスがきにへばりついていた⇒

 

 

 

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ポロンナルワ、ミンネリア国立公園

2016-01-16 14:13:56 | スリランカ

ヘリタンス・カンダラマを出発すると、ホテル敷地内をゆうゆうと歩くゾウさんに出会う 三十分ほど田舎道をいくと、シギリアロックのすぐちかくを通るさらに西へ走って、スリランカ第二の古都ポロンナルワに到着。

●都に人々が住むには豊かな水源が必要。その堤防から、今も豊富な水が流れ出す。

古代から現代にいたるまで、スリランカ全土で一万以上と言われる人造湖がつくられたとされる。小さいモノはサッカー場ほど、いちばん大きいものがこのポロンナルワにある15㎢のバラクラマ・サムドゥッラ(バラクラマ王の海の様な湖)だそうだ⇒ 

●かつて七階建てだったと思われる王宮の柱 ここは大きな都市遺跡なので、バスで移動しながら何か所も見学

2015年に遺跡の説明をもうすこし書きました 

涅槃像の横に立つ、高さ8メートルのアーナンダと思われる立像。悲しみに満ちた表情をしている。石の色目をうまく利用した表現。

***

ミンネリア国立公園はゾウがたくさん。どのぐらい見られるかは時の運なのだが、びっくりするのはゾウを発見した後のジープの運転。我先に、草をなぎたおしてゾウの近くにむかってゆく ゾウにはストレスになるだろう 近年観光客が増えているから、早晩ジープの走行になにかの規制がはいると予想する 

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ヘリタンス・カンダラマの魅力

2016-01-16 10:16:06 | スリランカ

建築家のジェフリー・バワは、 施主と共にホテルの建設場所を決めにやってきた。当初予定していた観光地のシギリアの近くではなく、湖の向こうのこの岩山を、無言で杖で指し示したと伝わっている。

ホテルに到着し暗い通路へ誘導され抜けるとそのテラスから、古代に建設されたという人造湖が見晴らせる バワが世界で初めて実現した「インフィニティ・プール」は、この湖と一体化して見える

この視覚こそが、バワ建築の魅力だろう。それはこの建物のどの視覚をとってもかんじさせてくれる。

七階にある二つ目のプール。底には自然の岩がそのまま残されている↓

内部からの視覚 メインダイニングからの視覚、朝そこで提供される食事ももちろん楽しめる。新鮮なマンゴーはライムを絞るともっとおいしい スリランカの定番朝食のホッパーも 

●同じメインダイニングのバッフェ夕食 もうひとつのダイニングはアラカルトで。これは燻製したまぐろ カレーもバフェで用意されたものよりも洗練されている。特にカシューナッツのカレーは気に入った⇒ デザートには地元のお菓子コキスも⇒

●客室への通路では自然の迫力満喫 快適な室内、これは浴室より⇒ 

建物全体がだんだんと緑に覆われていく事を、バワは予定していた。外から見上げるとこんな風になっている リスも猿もやってくる

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