金剛山にミヤマホオジロなど「冬の渡り鳥飛来」の報を聞き、
「金剛山野鳥観察会」例会に飛び入り参加をお願いしました。
普段は花や景色など、静止しているものの撮影が多い私、
枝から枝へ飛び回る小鳥に、ピントが合わせられず、
ピンボケや、体半分しか写っていなかったりとさんざん。
しかし、コツがつかめるにしたがい何枚かは「それなりに…」
留鳥が多いですが「それなりに」を、ご覧いただけますか。
ゴジュウカラ(ゴジュウカラ科)
頭を下にして木の幹に逆さにとまり、
そのまま進むことが出来ます。
尾が他の小鳥に比べると短い。
ミヤマホオジロ(ホオジロ科)
植物の種子を主に食べますが、昆虫なども食べる雑食性。
警戒心が強く、写真には撮りにくい冬鳥。
ヤマガラ(シジュウカラ科)
私の子供の頃にはヤマガラの「おみくじ引き」
などをよく見かけましたが、大変器用な鳥で、
ブナや堅いエゴノキの実を両足で挟み、
殻を割って中身を取り出して食べます。
ヤマガラ君、こんなサービスも…。
餌が少なくなる冬季、金剛山ではよく見かける光景。
コゲラ(キツツキ科)
国内で一番小さなキツツキ。最近は山だけではなく、
平地の林や公園などでも、姿が見られるようになりました。
ホオジロ(ホオジロ科)
コガラ(シジュウカラ科)
頭の黒いところがベレー帽をかぶったように見える。
その様子から「鍋かぶり」と言う、別名もあります。
くちばしは鋭く、枯れ木に穴をあけ巣を作るのは、
シジュウカラの仲間では、この「コガラ」だけ。
「あそこに何かいる!」。小鳥の姿を探すスタッフの皆さん。
カケス(カラス科)
金剛山の貴公子。ドングリが好物で、秋にせっせと蓄え、
餌の少ない冬場の食糧にします。
キジバト(ハト科)
木の実や地上におりて草の実などを食べます。
ハリギリの実をついばむ「アオゲラ」(キツツキ科)
日本固有種。雄は額から後頭、顎線が赤く、
雌は後頭と顎線が赤い。本州から九州に分布。
アオゲラの好物はアリ。
アリが住みつく枯れ木の皮をはがし、
長い舌でなめとるようにして食べます。
マヒワ(アトリ科)
スズメよりも小さく、群れをつくって越冬します。
撮影した時も大群で移動していました。
マヒワはミズキ、ヒノキ、ススキ、
タンポポの種子などを食べます。
「金剛山野鳥観察会」スタッフの皆様、お世話になりました。
おかげさまで、小鳥達との触れ合いを楽しむことが出来ました。
なんとも可愛らしい目、しぐさ、たまりませんね。
徐々に野鳥にはまっていく自分が怖いですが…。
《番外》3年前に株分けしてもらった「皇帝ダリア」(キク科)
昨年は背も低く、花も小さなものでしたが、今年はなんと、
こんなに大きく育ち、花も数多く咲かせてくれました。
皇帝ダリアは寒さに弱く、霜にあたると確実に枯れてしまいます。
しかし、根っこは生きており、翌年また花を楽しめますよ。
(2014・12・2)
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