金剛山四季の花

金剛山(1125㍍)で撮影しました、四季折々の山野草を中心に
登山、催し、花など、宝石箱のような忍者のブログです。

双子椰子

2014年12月14日 21時32分12秒 | 植物

                             久しぶりに「南方熊楠記念館」(南紀白浜)に足を運び、

                             こんなものを見つけてきました。「双子椰子」です。

                             熊楠は珍しい物を集めるのが好きだったそうで、

                             この椰子もその一つ。インド洋の西にあるセーシェル共和国、

                             プララン島のヴァレ・ド・メ(巨人の谷)国立公園にしかなく、

                             世界的にも珍しいそうです。一つ一つに番号が登録されていて、

                             買ったという証明書がないと、国外に持ち出せないそうです。

                             ちなみにこの国立公園は「世界遺産」。

                           あまり聞きなれない国なので、外務省の基礎データを見てみました…。

                           1976年に英国から独立。115の小さな島からなり、ほぼ種子島大の大きさ。

                           人口は8万7780人。軍隊もあり、総兵力200人。

                           主要産業は観光と漁業。「インド洋の真珠」と呼ばれる美しい海を目当てに、

                           観光客が押しかけるそうです。日本にも冷凍魚などが輸入されています。

 

セーシェル共和国の国旗。

                                          (南方熊楠記念館の展示資料を参考にさせていただきました)

 

 

   白浜の観光名所の一つ「円月島」、岩に亀裂が入り、

崩落の恐れがあるため、補強工事中でした。

 

 

                             ヌルデ(ウルシ科)の虫こぶ

                             ヌルデの葉には「ヌルデシロアブラムシ」が寄生し、このような虫コブを作ります。

                             虫コブにはアブラムシが入っており、タンニンが多く含まれているところから、

                             皮なめしや、黒色染料の原料の他、インキ、白髪染め、一昔前にはお歯黒にも…。

                             五倍子、付子とも呼ばれ、腫物、歯痛の生薬としても利用されていました。

                             果実も「えんぶし」といい、下痢止め、咳止めとして使われ、

                             さらに、果実にはカリ塩という塩分が多く含まれており、

                             塩が手に入りにくい山間部では、塩の代用にもなったそうです。

                             

 ヌルデの紅葉

                              14日の金剛山(AM11・20頃)             

                          AM11・35頃

 

                                     オトコヨウゾメ(スイカズラ科)の果実。

                   

                                                                                                          再び寒波襲来!

                                 年の瀬を控え、体調など崩されませんように…。

                                 

                                           (2014・12・14)

 

 

 

 

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