今日で療養期間も終わり明日からは日常に戻る。
療養と言ってもただ同じ部屋にいるだけのこと。
特別なことをするわけではない。
むしろ、何もしないで過ごしただけだ。
この期間に洋画を4本観た。
前々から観たかったものもあれば、たまたま
観たものもあった。
「Bucket List」
前回書いたとおり、名優の演技に涙した。
「The Shawshank Redemption」
M.Freemanの演技もさることながら、やはりアメリカ映画ならではのシナリオがよい。
ドラマティックに起承転結を展開し、最後は見事に伏線を回収する。
緩めては締め、締めては緩める絶妙な演出もともなう。
療養中、拘束された主人公の姿に我が身を映しては嘆き、自由を手に入れた彼のように
ならないかと、フィクションにもかかわらず夢を観た。
ならないかと、フィクションにもかかわらず夢を観た。
「Field of Dreams」
K.Costnerが夢を追う。50〜60年代の忘れ物を求めて、70年代のアメリカ大陸を
渡り歩き、アイオワに帰って来る。
渡り歩き、アイオワに帰って来る。
そういえば、自分の父親と最後に交わした言葉も、あまりまともな会話ではなかった。
今も、息子とはろくに話もしない。そういうものだ。
いつか袂を分けて歩きだした先の、その先でなんとなく気がつき、なんとなく忘れる。
父子などそんなものだ。
「a Perfect World」
K.Costnerの名作をもう一本。
この映画はDVDがレンタルに出たされた直後に借りた記憶があるがストーリーは頭に
なかったので、どうせ頭の部分だけ見て返却したのだろう。当時はそういうこともよくあった。
なかったので、どうせ頭の部分だけ見て返却したのだろう。当時はそういうこともよくあった。
「Fandango」という青春ロードムービーが好きで、そこに出てくるCostnerが主演している
だけで借りたのだろう。
だけで借りたのだろう。
ここでもキーワードは「父親」、ろくでもない父親のたった1枚の絵葉書が物語のキーになる。
どの映画も年代は違えど、なにが善でなにが悪か、人は人を間違うことなく裁けるのかという
根本的な問題を含んでいる。
根本的な問題を含んでいる。
揺れては起き上がり、起き上がってはまた揺れるアメリカの近代は10年〜20年ほど遅れて日本
にやってくる。いや、日本にもあることを気づかせる。
にやってくる。いや、日本にもあることを気づかせる。
こんなに映画をまとめて観たのも久しぶりのこと。
新型コロナの療養だったのか、疲れた心の療養だったのか。
わからないまま、明日は釈放される。