My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

続・ピンク・フロイドのUK盤レコードをゲット!~狂気、炎の2作品~

2015-03-29 12:59:21 | レコード

前回の「炎」に続き、今回は「狂気」のUS盤とUK盤の比較です。

言わずと知れた、全世界で5,000万枚売れたとされているピンク・フロイドの代表作です。

ビルボードでのロングセラーでギネス記録を打ち立てたアルバムでもあります。

外観:

・ジャケットの表面

左がUS盤(HARVEST(Gramophone) SMA-11163)で、右がUK盤(HRAVEST(Gramophone/EMI) SHVL804)です。

写真ではわかりにくいですが、US盤は光沢があって深い黒(少し紺色掛っている)、UK盤は艶消し、マット掛っている黒です。中心のプリズムはUK盤のほうが縁取りが白っぽいです。

・見開きの内側

見開きジャケットは、専門用語で「Gatefold(GF)」と言うそうです。これは観音開きという意味ですね。

上がUS盤、下がUK盤です。

ここで重大な事に気が付きます。たまたまかも知れませんが、US盤はそのまま開くと、印刷(文字)が逆になってしまいます。

大量生産されたので、これは単なる張り合わせミス???

オリジナルのUK盤は左下に、EMIとHARVESTのロゴが入っています。

それと、開きジャケットの左側も袋になっていて、そこにポスターとポストカードが入っていました。(写真は撮り忘れました)

・裏面と内袋

上がUS盤、下がUK盤です。

US盤はジャケットの裏側下部分にHARVESTのロゴが、UK盤は内袋にEMIのロゴが印刷されていています。

UK盤は袋の4隅のコーナーがカットされています。

・レコード盤面、ラベル

US盤の拡大

UK盤の拡大

曲目の印刷の位置が全く違います。

US盤は「Lyrics by Roger Waters」の表記が無いですね。

 

音質:

私が所有しているのは、US盤のマトは、よくわかりません(#87と手書きがあるのですが)、UK盤のマトはA-9、B-7です。

こちらも、前回の「炎」同様、UK盤のほうが、音に厚みと深みがあり、雰囲気が出ていて良いですね。UK盤に軍配です。

コメント (6)
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ピンク・フロイドのUK盤レコードをゲット!~狂気、炎の2作品~

2015-03-28 12:16:13 | レコード

それぞれのUS盤は持っていたが、やはりオリジナルのUK盤を聴いてみたいという事で、やっと手に入れる事が出来た。

しかも2タイトル同時に入手。 狂気「Dark side of the Moon」炎「Wish you were here」

そこで、外観の違いと音質についてコメントしたいと思います。

まず、第一弾は「炎」について。

外観:

・ジャケットの表面

左がUS盤(COLUMBIA PC33453)で、燃えている人が胸を張っていて、燃え方も大きい。枠右上の焦げている部分に微妙にオレンジの色がついていて良い感じ。

右のUK盤(HARVEST SHVL814)は、背を少し屈めていて、燃え方も少ない。枠右上の焦げの部分は色つきが少ない。

どこかの倉庫の様な背景と影の出来具合も微妙にアングルが違う。

これはUS盤とUK盤を意図的に変えてるとしか思えない。何故に変える必要があったのか?興味深い。

・裏面

写真自体は同じと思う。顔はつぶれ、手首、足首が透明になっている。

枠外左下の焦げ部分の色づきが微妙に違う。今度は右UK盤の方がオレンジ掛かっている。

・内袋の表面

右のUK盤は3コーナーの角が取られている。

・内袋の裏面

真ん中の写真は、犬神家の一族の様な感じで恐い。

USとUKはほぼ同じだが、UK盤は当然ながら、「Printed and made in Great Briten」と印刷してあり、Harvest製。

・レコード盤面、ラベル

左がUS盤で右がUK盤。USはCOLUMBIA製、UKはHarvest製。

US盤の拡大

UK盤の拡大

A 面とB面になってしまったが、US盤はPINK FLOYDの文字とCOLOMBAの文字が大きく、各曲の作者が印刷されていない。UK盤は印刷有り。

 

音質:

私が所有しているのは、US盤のマトは1C、1Cで、UK盤はA-1、B-5である。

US盤は比較的かわいたすっきりとした音がするのに対し、UK盤は重み厚みがあり、どことなく神秘的?な音の感じがする(情報量が少ないわけではない)。

やはり、ピンク・フロイドはこのUK盤のどことなく何かを感じさせる深みのある音が本来の楽曲だろうなと思う。

US盤とUK盤を聴き比べてしまうと、US盤ではなんとなく雰囲気が出ない。

やはり、作者の意図を感じ取るには、オリジナル盤が良いという結果になった。

 

「狂気」は次回。

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究極のレコードクリーナー!『ゼロダスト LPレイザー』 ~これは良い!~

2014-11-03 17:41:55 | レコード

また新たなレコード・クリーナーを見つけた。実際に使ってみて、良かったので紹介します。

紹介するアイテムは、ゼロダスト LPレイザー(LP raiser)(ONZOW Lab製、日本製)です。

Amazonで注文して2日で到着。意外に速かった。

 ゼロダスト LPレイザー

←画像クリックでAmazonのページに移動します。
オンゾウラボ

箱を開けてみると、何やら仰々しいことが書いてある。

エジソンの写真があって、☆愛しいレコードを護ろう☆と書いてある。

レコードの歴史に始まり、貴重な文化遺産を後の世の後継者に引き継ぐ義務があるとか。

レコードの取り扱い方や静電気の悪戯、害について 

ページを開くと、クリーニングの仕方や静電気の除去、カビの除去が書いてある。

読むにつれて期待が膨らむ。

本体の液体とクロスはこれ。

使い方は、クロスに一滴たらして、レコードの内側から音溝に沿って半時計周りに、大体10~20回位で外周まで拭き上げていく。

液体は30mlのボトルだが、この液体は良く伸びる?ので片面1敵で充分。足りないときでも2滴なので、100枚くらいは拭けると思う。

また、新品のレコードでも、この液体を使うことにより、プレス時に付着した離型材が除去され、クリアーな音質になるとも。

さらに、付属のZクロスが優れもので、音溝に繊維が食い込んでいる感触がする。半導体工場で使うようなものだとか。

このクリーナーは拭き上げ直後に再生が可能な点も良い。

実際に、パチパチノイズの酷かったレコードに使ってみた。当然、前もってレコードの水洗いは実施している(以前に紹介)。

クロスに液をたらし、内周から外周へ丁寧にクリーニング。

クリーニング直後に再生してみたが、確かにパチパチノイズは激減している。

そして、再生後にレコード針を見てみると、汚れのカスがビッシリと団子の様に付いていた。静電気で取れなかったしつこいチリ・ホコリ・汚れが取れたのだろう。

この液体は98%天然植物系原料と書いてあるが、その正体はいったい何だろう?

私の臭覚の感と、乏しい化学反応知識からすると、酢酸エチルの様な気もするが、、、、、?? 

 ゼロダスト LPレイザー

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  お勧めです。

オンゾウラボ

 

 

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ナイトフライ/ドナルド・フェイゲン ~音質と内容ともに良いアナログレコード~

2014-10-18 20:48:23 | レコード

最近ずっと60年後半~90年代のアナログレコードを中古で集めているが、このアルバムだけは、なかなか見つからなかった。

そしたら、AMAZONに新品がある事を発見!。 そこで、さっそく購入!

Donald Fagen

Nightfly [Analog]

←この画像をクリックするとAMAZONのページへ移動します
Warner Bros / Wea

この作品はスティーリー・ダンのGaucho、ajaと並ぶ、AORの代表作品である。

ご存知の様に、とにかく、メンバーが凄い、ジェフ・ポーカル、ラリー・カールトン、スティーブ・ジョーダン、マーカス・ミラー、アンソニー・ジャクソン、ランディ・ブレッカー、チャック・レイニーなど総々たるメンバーである。

そして、曲の内容、質とも非常に高い。

レコードは、シュリンク・パッケージでUS版である。盤は厚く重く、しっかりとしているので重量版だろう。

さっそく、聴いてみると、音質がとても良い。高音質である。1982年の音とは思えない。

このCDも持っているが、瑞々しさが全く違う。これはやっぱりアナログで聴くべきだろう。

一音一音がハッキリしているし、楽器の音が瑞々しい。エンジニアの腕のよさがわかる。

ハイレゾでも、ここまでの音は出せないであろう。

買って正解!!!

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レコードのクリーニング方法 ~現時点で最良の方法(「トレシー」の使用)~

2014-09-14 13:31:56 | レコード

レコードプレーヤーの修理が成功して、最近はもっぱらアナログレコード(LPレコード)を聴いている。

やっぱりアナログレコードは良いですね。

全体のリアル感、空気感、力強さ、雰囲気とも。情報量も無限大で、本来の音楽を聴いているって感じですね。

そしてジャケットも存在感があります。

しばらくCDに戻れないかも。

ということで、最近は中古のアナログレコードを買い漁っています。

 

しかし、中古レコードはどうしても管理状態が良くない。

表面の汚れているもの、一見綺麗に見えても、再生してみると「ハチパチ、チリチリ」ノイズが出る。

これが何とかならないかと、自分なりに試した結果、現時点で最良と思う方法を見つけたので報告します。

参考になれば幸いです。

手間も少なく、コストパフォーマンスもとても良いです。


方法としては、以下の通りです。順を追って説明します。

①大量の水道水の中にジャブジャブとつけます。我が家の洗面台が広くて良かった。

 シャワーヘッドがあれば、水をかけてやったりもします。

②コットンで全体を洗い、水で流します。ここで表面上の大きな汚れを取り除きます。

 コットンは傷を付けない様に天然綿100%を使ってます。

③水から引き上げて、乾いたコットンで水分を粗拭きします。

 粗拭きする理由は、あとで使うクロスが水分があると滑りが悪いからです。

④ここがポイントです。

 東レの「トレシー」というクロスを使います。アマゾンで入手できます。900円位/枚です。

東レ トレシー 超極細繊維メガネ拭き 無地カラー 30×30cm (スカイブルー)
 ←写真をクリックするとAmazonのページに行きます。
 

このクロスは2umのミクロゴミを吸着すると書いてあります。この「トレシー」は工業用途でも使われるみたいです。

このクロスでは、レコードの表面には一切傷がつきません。多少、強めに擦っても大丈夫です。

(「激落ちくん」メラミンスポンジでも試しましたが、傷だらけになって、表面が白濁しました。ダメ。)

ここでレコード溝に溜まったチリ、ゴミを取り除きます。クロスに吸着します。

一緒に油汚れや、前の所有者が使っていたと思われるスプレーなどの付着物も吸着できます。

⑤表面を確認して、汚れの酷いところは、デンター「システマ 超極細毛先」を使いゴシゴシします。

⑥これで洗い完成です。

  どうでしょう。表面を見ると新品の様な輝きです。

⑦自然乾燥させます。

 

30分位乾燥させた後、再生してみます。

なんと、パチパチノイズも殆ど聴こえなくなりました。音質も良いです。

これは、何と言っても④の東レ「トレシー」のおかげだと思います。この効果は絶大です。

素晴しい日本の技術です。世界に誇れる技術です。驚きました。ありがとうございます。

この「トレシー」は静電気も発生させません。

 

ちなみに、このクロスで本来用途であるメガネも拭いてみましたが、ひと拭きで綺麗になります。

 

この1週間、ずっと色々調査や試してましたが、やっと良い方法を見つけることが出来ました。

静電気がパチパチノイズを発生させるという説がありますが、私は、静電気よりも、この溝に溜まった小さなゴミがパチパチ音の発生原因ではないかと思います。

静電気は二次的要因で、静電気が小さなチリを吸い寄せて溝に入り込んでしまい、そこを針がトレースすることで、あの不快なパチパチをだすのではと考えます。

確かに、針が溝をトレースするときに、相手はビニールなので、当然、静電気は発生します。

そして摩擦が大きいほど、静電気が発生します。だから溝のチリは摩擦力の発生させ大敵です。

チリがなくスムーズにトレースすれば、トレース中のレコード溝は、ぐにゃぐにゃしているので静電気の発生は少ないと思います。

この溝に溜まった微小ダストがパチパチの原因でしょう。これを取り除いてやりましょう。音質も向上します。

それでも、静電気が気になるの様であれば、マイナスイオン発生のドライヤーを使えば、取り除くことができます。

さあ、これからは中古のレコードも怖くないぞ。

 

でも、あと気になるのが、レコードの針(スタイラス)のこと。

今は、35年間眠っていたSHUREのV15-TypeⅢとVN35HEを使っている。

難なく再生できているのだが、スタイラスのダンパーがヘタっているのではと思う。

カートリッジはそのまま使うとしても、スタイラスを探さなきゃ。

SHUREのVN35HEは今や生産してないだろうし。。。。。

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希少な?LPレコード発見!

2014-09-07 11:35:02 | レコード

レコードプレーヤー(アナログプレーヤー)が無事復活したところで、私の持っているLPのなかで珍しいものが見つかったので、紹介しておきます。ほんの2枚だけですが、LPレコードが収めてある段ボール箱を35年ぶりに開けて見つけたものです。そして35年ぶりに針を落としました。

 

①ジェントル・ソウツ/リー・リトナー&ジェントル・ソウツ (Direct Disk) 30,000枚限定

これは、フュージョン・ファンにはたまらないでしょう。

一発取りで直接ディスクに焼いたダイレクト・ディスクです! しかも大量生産できないので30,000枚限定です。

しかもTake2!

Take1はCDでは通常に発売されていて、Take2は2年位前にTowerRecordから発売されていてた。

私は両方とも持っているが、CDのTake2は、おそらくLPレコードからデジタル化したものと思う。レコードのパチパチ音が所々で聞こえるのとバックグランドのサー音が大きい。

そして、演奏の内容も若干違う。個人的にはTake2の方が好きである。

リトナーのギターの音も違う。同じES-335と思うが。

Take1は全体的にオーバー・ドライブ気味。Take2はクリヤー・トーンである。

1曲目キャプテン・カリブのソロ入り方も、Take1はブラッシング・ミュートで入るのに対して、Take2はトリルで入る。

それにしても、CDでさえTake2は希少(アマゾンでも高値)なので、このLPレコードは貴重と言えるでしょう。

リトナー・ファンなので、私自身、これが欲しくてたまらなかったが、実は自分で持っていたなんて。

 

レコード盤内周のクレジット部分を見ると、下の写真では見えないが、手書きでSIDE1 Take1、SIDE2 Take3と書いてあるのだが???そしてBOB HANAも。

 

②ハイドラ/TOTO (DIGITAL MASTERING DM)

TOTOは私が好きなグループのひとつだが、TOTOの中でもこのハイドラ(Hydra)が好きである。

アルバム全体の流れがドラマティックで構成が良くて、、プログレッシブ的である。往年のメンバーが揃っていますし。

TOTOのこのハイドラはCD化になっても、ずっと音の良いCDに出会えなくて、2年位前だろうか?Blu-spec2で発売されて、やっと音の良いものに出会えた。このCD版は輸入版も含め、かれこれ4枚くらいは持っていると思う。

まさか、自分がLPレコードを持っていたなんて、思っていなかった。捨てなくて良かった。

しかも今では当たり前のようにやられていますが、当時としては珍しいデジタル・マスタリングです。どちらかと言うと、アナログの方が当時らしくて良かったかな?


こうやって、気になる2枚を見つけ出しましたが、これはフュージョンが流行ってた多分大学生時代に集めたもの。

その前の高校生時代はロックを沢山聞いていたので、どこかにツェッペリンとかパープルなんかのロック・アルバムが沢山あると思うのだが、今回帰省したときは見つけれなかった。

捨てたかもしてない。それなら勿体無い。


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