My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

マッキントッシュMC275 出力管聴き比べ

2011-07-08 18:52:49 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

マッキントッシュMC275で出力管KT88と6550を聞き比べた。

KT88---Genelex製 GoldLion re-issue品  Russia製造

6550---Tung-sol Russia製造

聴いた感想:

6550は、低音から中音にかけて迫力があり、音の立ち上がりが良くスピードがあり、パンチがあって、押し出す感じである。スネアが、パンパンと弾ける様な音で前へ、バスドラがボンボン(ドーン、ドーンでは無い)、地を這いながら押し出す感じで前へ出てくる。ぼやけない。文字で表現するのが難しいが、ベースとかドラムにコンプレッサーを効かせた感じの音。私も以前、スタジオでベースの練習をしていた頃、セミプロの人のベースの音と自分のベースの違いに驚嘆した事がある。聴いていて気持ちがよくストレスを感じない。スカッとする。そして、高音もきらびやかである。J-POPや海外ロックを聴いていても、重厚で迫力がある。

KT88は、全体的にフラットで、広帯域で、そつなくゆったり伸びやかに聴かせる感じである。どちらかと言うと、オーケストラとかクラシック向きかも知れない。管の容積が6550より大きいのが効いているのかも知れない。しかし、6550の様な味はない。飽きるかも知れない。

車で例えると、6550は高出力、瞬発力のあるスポーツカー、ポルシェ、とかフェラーリの様な感じ。馬力があって、ちょっとじゃじゃ馬風かな。味があって、ソース(運転手)選べば、最高の結果が期待できる。KT88は高排気量の12気筒あたりのエンジンを搭載した車、ジャガー?ベンツ?ロールス?の様な感じ。スピードに乗ると、ゆったりと走り心地良い。

ビールに例えると、ドライとモルツって感じかな。

どちらが良いとかではなく、好みになると思います。オーディオとはそんなもの。聴いているが良いと思うものが一番良い。

私は、現在、6550が気に入っているので、それで聞いています。でも、飽きたら、KT88に変えるかも知れない。

 ↑  上段:KT88 下段:6550

↑ 左:KT88  右:6550

コメント
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