CDプレーヤから音楽ソースの情報を最大限に引き出す。
今回、CDプレーヤの心臓部であるマスタークロックの変更に挑んだが、エージングが進むにつれて、やっぱり、これは凄いぞ。
今まで、真空管の交換、オペアンプの交換、カップリングコンデンサーの交換、電解コンデンサの交換など改造をしてきたが、マスタークロックの改良は、その比では無い、劇的に変わった。音の細部まで聞こえる、一音一音が明瞭になった。CDにもこんなに音情報が詰まっていたのかと思うほどである。最近、PCオーディオが盛んで一部でCDを非難する人もいるが、CDが悪いわけではない、音データの情報を充分に引き出せてないだけだと思う。
結局、PCオーディオでも、データをクロックでSyncして、音に変換しないといけない。この部分は重要である。
いかに精度良く、データを100%引き出せるかがポイントである。
今回の変更でも、さらに改良すればもっと良くなるであろう。
その前に、今回の改造にひとつ問題がある事に気が付いた。
それは、今回使用したクロックモジュールの出力は5V、デコーダのクロック入力定格は3.3Vで、入力定格オーバーになっている。なんとか動作はしているが、長期的に見ると影響がありそうだ。多分、電圧オーバーした部分は、ダイオードで逃がしているだろう。ここで内部電流が流れている。恐いので、今は入力に小さい抵抗を入れている。
対策として、レベル変換が必要になる。74VHC245等のトレラント機能を使ってレベル変換回路を自分で作っても良いが、レギュレータも必要になるので、レベル変換基板を早々手配した。
変換後の波形等は、基板入手後、またレビューします。