前回の真空管プリアンプのAC電源コードの交換に気を良くして、先週、今度はCDプレーヤーの電源コードも交換してみた。
購入してきたAC電源ケーブルは、今回は、オヤイデのPA-23にしてみた。
http://www.oyaide.com/audio/audio_products_files/pa-23.22.htm
オーディオ銘機賞2006(AEX)、ビジュアルグランプリ2006(VGP)受賞している。Tunamiは高価で手が出ない。
このケーブルは3芯タイプ(PA-23)と2芯タイプ(PA-22)があるが、私の地域では3芯。
導体には、PCOCC-Aが使われている。オリジナルはフルテックのものである。千葉工業大学の大野さん開発。大野さんの名前にちなんで、OCCとなっている。
プラグは、前回と同じ、フルテックのFI-11(Cu)を使ってもらい、お店で加工して貰った。Cuが何となく、色付けがなく、素直でいい感じだったと理由から。
ケーブルの長さは、我が家の事情に合わせて、1.8m。
ケーブル、プラグの完成品で、日本円で15,000円程度。
前回のSupraケーブルよりも、少し高くなった。
ケーブルの太さは適当だが、それにしてもプラグが大きい。私のラックの裏の穴を通らないので、加工して穴を広げた。
早速、CDプレーヤーとFurman AR-1215の電源間に接続して音だし。
いつもの、上品で繊細でいて、力図よい音が部屋に広がる。
しかし、あれ? 交換前と変化を何も感じない。 この投資は無駄だったのか?やっぱり、CDプレーヤーには効果がないのか?
まあ、焦るな。巷の噂によると、ケーブルにもエージングが必要な様だ。分子の並びが少しずつ変化する?
そして、毎日5時間位通電して待つこと1週間。 5日後くらいから、序所に、繊細さが増して、高音がキラキラしたOCCの特徴的な音が鳴り始めた。
そして、昨日、休日だったので、昼間に少し大きな音で聴いてみたら、「これ、良いんじゃない。」と言う感じになった。
前回プリアンプの電源コードのSupraと印象を比較して表現するならば、
Supra LoRad2.5(OFC)は、フラットで素直な音、しっとり繊細
オヤイデ PA-23(PCOCC)は、高音が特徴的で煌びやか (SPケーブルに使った時と同じ印象)
と、私は感じた。
まあ、この2本のケーブルを使って、システム全体としては、バランスが取れていると思う。