第4弾は12AT7/12AZ7/E80CCの紹介です。
こちらはMclntosh MC275の出力管6550のドライブ管として使っています。
左から①RCA製12AZ7、②Brimar製12AT7、③Mullard製E80CC、④RCA製12AT7 です。
①RCA製12AZ7A
12AZ7は手に入り難い。それは、Mclintosh MC275くらいにしか使われないからだ。
市場の流通が少ない。しかし、MC275には、この球が標準だろうと思って、最初は、暫くこの球を使っていた。
音の印象:
悪くない標準的な音と思う。しかし、後で12AT7を聴くと、12AZ7より12AT7の方が力強い音がすると思う。ドライブ能力は12AT7の方が大きいのか。
②Brimar製12AT7
お店の勧めで購入。Black Plate、多分1950年代製か。マイカの大きな穴がBrimarの特徴。
音の印象:
期待したほどでも無かった。繊細さ、クリアーさに欠けていて、少し篭った感じにも聴こえる。ドライブ力はありそう。
私の好みには合わなかった。
③Mullard製E80CC
ムラードのLong Plateである。MullardのLogoは気に入っている。
音の印象:
高域がとてもクリアーであり、煌びやかである。全体的に高域よりの音。
音全体のバランスから言うと、中域~高域の繋がりが悪く、高域だけが、明後日の方から聴こえる感じである。長時間聴くと疲れる。暫く使って止め。でもNOSなので、暫く使うと変わるかも。
④RCA製12AT7
やっぱりRCA製に戻り、狙いをつけ、やっと見つけて購入。
Black Plateで、Square Getterである。1950年頃製造?
音の印象:
期待した通りの音を出してくれた。
ドライブ能力、繊細さ、クリアー、空間表現とも良く、気に入っている。今のところ、この球に固定。