My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管の足(ピン)の清掃。 ~新アイテムを使う~

2013-03-24 12:11:09 | 真空管いろいろ

今回、秋葉原でゲットしたアイテムのひとつ。

メタルクリーナー MC13。 ラジオデパートの海神無線でぶら下っているのを見つけた。和光テクニカル製。

この手のもの、音質改善とか謳って、中には、少量で数万円もするものがあるが、これは、さほど高くない。

成分は、アルミナとアルコール系界面活性剤。 アルミナで研磨、アルコール洗浄し、界面活性させるもの。

ボトルは、こんな感じ。まさに、酸化皮膜除去剤。

真空管の足(ピン)は、金メッキ端子以外は、必ず酸化するので、精神衛生上良くない。

しかもVintage品になると、この酸化皮膜がなかなか取れない。

今まで、色々試したが、どうしても、この酸化皮膜が気になってしょうがない。

 

さっそく、このメタルクリーナーを実際に使ってみた。以下が私の使い方。

①真空管のピンに、このメタルクリーナを付属の刷毛で塗布。

②綿棒でピンをゴシゴシとこする。(研磨) 綿棒が結構真っ黒になる。酸化皮膜が取れているのがわかる。

③アルコールでピンを洗浄。説明書には、水洗浄と書いてあるが、水分が残るのは、次の酸化を起こしたり、絶縁性の面で嫌である。

④CARDASのContact conditionerを塗布。

⑤15分後、拭き取り。この時、また、細かい汚れが落ちて、綿棒が少し黒くなる。

⑥ついでに、真空管ソケットのピン穴を、歯磨きの歯間ブラシを使って、アルコール洗浄。

以上である。

ピンの酸化皮膜が見事に取れている。綿棒にかなり汚れがついている。

今回使用したアイテムと一緒に完成図。

こんなに汚れていたので、精神衛生上だけでなく、実際に音に何らかの影響が出ていた事が推測できる。

洗浄後の球を載せて、試聴してみたが、今までよりも、音がクリヤーになって、艶が出て、楽器や声が生なましくなった。

やはり接点は、音の通り道なので、重要である。常に綺麗にしておき、充分な接点を保ちたい。

音の世界は、半田を換えただけでも、音質が変わるので、微妙である。

端子が金メッキのものなら、あまり気にすることなく、アルコール洗浄くらいでよいが、それ以外のものは、メンテが必要である。

ビンテージ管は、高価なので、その性能を充分に引き出して使いたいものですね。

 

このキッカケはといえば、引越し前に、プリの管のうち、1本を触ると、「ガサゴソ」と音を発していたのです。

洗浄後は、「ガサゴソ」もなくなり、全体のノイズレベルも下がったような気がします。

 

 

コメント (1)
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