2013年の私のオーディオ・システムに関する出来事について振り返ってみる。
<改造>
効果の大きかったものから順に記載。
①オイル・コンデンサの導入
プリアンプのカップリングコンデンサをオイルコンデンサに変更。
・出力段の0.47uFにAEROVOXのオイルコンを使用。
・初段E80Fと出力段12AU7(ECC82)の間の0.22uFにスプラーグを使用。
どちらもエージングに時間を要したが、結果は音が凄く瑞々しく生きてきた。
オイルコンはやはり皆さんの評判どおり良い。
現在もこの状態で使用中。
②CDPのクロック・モジュールを再換装。
16.9344MHz、49.152MHzともに位相雑音-130dBcクラスのものに交換。
高音質化のためには位相雑音が重要ということを学んだ。
同時にクロック・モジュールへの電源部を若干強化。
③電源部の整流ダイオードをショットキー・バリア・ダイオードに交換。
結果は良くなかった。
原因ははっきりとわからないが、中華圏のショットキーを使ったためダイオード自身のノイズかも?
それよりもオーディオ用と表したVisheyのダイオードの方が良かった。
④CDPの出力段をソリッドステートのみ使用とした。
そして出力カップリングコンデンサはダイナミキャップ0.47uFへ変更
真空管出力部は電源供給部から切断。
⑤MC275のVRを直結
固定抵抗に変更した。使用抵抗はA&B。
音が格段に鮮度が増しクリアーになった。
⑥CDPのピックアップ交換
ピックアップ自体は2年位前に購入していたが、交換が面倒そうなのでそのままにしていた。
交換してみれば、意外と簡単だった。
デッドストック品なので暫く調子が悪くて偶に音とびしていたが、今は全く問題ない。
⑦家庭の電源ケーブルにフェライトコア追加
これはフラシボだったかも? でも今も付けたまま。
<ケーブル類>
①電源ケーブル
これはマリンコプラグとベルデン19364で決まりですね。
②RCAケーブル
ベルデンの8412の黒白の接続方法が間違っている事を教えて頂き改造したところ、今までの篭りが取れて音が良くなった。目からウロコ。
RCAケーブルはベルデン8412で決まり。
<真空管>
①Siemens ECC82 3mica
これは良かった。別格ですね。音がシッカリしていてクリアーです。
②整流管 6x4
意外と寿命が短いため買い置き。RCAやTung-sol。
③SED Winged6550C
寿命と思われたので購入し交換。やっぱり力強いこの音が好き。
<完成品購入>
①CDP REVOX B226
憧れのREVOXのCDプレーヤーを購入。その音質に感動した。
また現代のCDプレーヤーとのあまりの音の違いに驚く。音がリアルで艶っぽくアナログに近い音。
フィリップスのスイングアームとDAC TDA1541の造りだす音だと教えて頂く。
このピックアップレンズはガラス製でスイングアームはデータを忠実に取り出す。
そしてTDA1541は今では見かけなくなったマルチビットDAC。ボディも大きい。
今から25年前の製品だが、大事に使って行きたい。
②DAC DAC-X10
最新ESS社ES9018とXMOSを搭載したDACを購入。
実際にDSDの音を聴き、PCMよりアナログに近い音を体験した。
その後フィルター回路のオペアンプをTL072→MUSES8920に交換し音質アップ。
昨年はざっと以上ですが、さて今年はどんな事が起きるか?