日本に戻って来てから、MC275を設置するスペースも無く、KT-88プッシュプルのプリメイン・アンプを使っている。
これは、中華圏のLA Audio製で、この会社は元々トランスメーカーで、使用しているトランスはOFC線巻きだそうだ。
これに私が手を加えて、カップリング・コンデンサをClarity Cap製、電解コンデンサをAreo Box製に交換している。
音質も真空管らしい暖かみのある包み込む様な音である。
私が持っている真空管アンプの中では、一番真空管らしい音と思っている。
これに使う管は、手持ちの中から
・KT-88 Gold Lion Reissue
・6SL7 RCA 赤ベース(5691)
・6SN7 RCA 赤ベース(5692)
とした。
RCAの赤ベースは貴重品なので、まだ部屋が充分にセッティング出来ていない状態での使用は、いささか勿体ない気がするので、あまり火を入れない様にしている。
海外からの引っ越しで、ネジが緩んだ箇所も有ったので、同時にメンテナンスも行っておいた。