My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

新PCでUSBオーディオの再構築(Foobar2000でDSD128再生)

2014-07-26 13:21:02 | DAC ES9018

前の記事で書いた様に、日本に帰って来てから新PCを購入したので、このPCを使って再度USBオーディオの再構築をした。

購入したPCの仕様は、

ASUS UX32LN NB / silver

( Win8.1 64bit / 13.3inch FHD / i5-4200U / 8G / 500GB HDD + 8GB SSD / GT840M )

という製品。アマゾンで10万円を少し切る価格。

 

目指すは、PCM→DSD128(5.6MHz)以上のリアルタイム変換!


使用するDACは、GUSTARD DAC-X10。(X-MOS+ESS9018)

CDのリッピングは、以前から使っているEACをインストール。こちらは問題なくインストール完了しリッピングも問題なし。

今までリッピングした音楽ソースは、WAV形式で既に簡易NASにたっぷり入っている。

再生はFoobar2000

Foobar2000本体は問題なくインストール完了。v1.3.3(2014年7月16日Version) 

しかし、ここからの色々なDriverやComponentsのインストールが大変。

XMOS+ESS9018でDSD再生するために必要なものを手順を追って説明する。


①foo_output_ASIOのDownloadとInstall

 オーディオ・インターフェース・ドライバである。

  これはfoobar2000のHPのComponentsで入手できる。

 http://www.foobar2000.org/components/view/foo_out_asio

 これでKernel Mixerを通らなくなる。これを入れておかないと、PCのスピーカーから普通に音が出てくる。

②ASIO4ALLのDownloadとInstall

 こちらから→http://www.asio4all.com/

 "foo_output_asio"をinstallする。どこの言語でも良いが無難にEnglishにしておいた。 

 

③"foo_input_sacd"と"foo_dsd_asio"をdownload、install

 こちらから→http://sourceforge.net/projects/sacddecoder/files/foo_input_sacd/ 

この②、③はfoobar2000のPrefernces>Componentsのところで追加(install)する。

Componentsの追加後はこの様になった。

 

④XMOSのためのTUSB Audio Driver

 "USB Audio 2.0 Class Driver"

   これが大変だった。

 Thesyconという会社が持っているDriverらしいがFreeで落とせない。

   ちなみにこちらのHomepage

 http://www.thesycon.de/eng/usb_audiodriver.shtml

 幸いにも、私はDAC-X10を購入した時にCDが同梱されていた事を思い出して、そちらからInstallした。

これで一通り準備が出来た。

ASIO Driverは次の様に追加された。

 

次はFoobar2000などの各種設定。

・ASIO4ALLの設定

   DACを接続するとXMOS XS1-L1 Audioが追加される。

  

・USB Audio Class Driverの設定

 次の様に設定。

 DSD128で出力するためには、Buffer Sizeは最大の8192が必要。(小さいとノイズが入る)

Clock Sourceを確認すると、XMOS内部Clockが352.8KHZを表示している。

・foo_dsd_asioの設定

 次の様に、DoP Maker / DSD128に設定。

 PCM→DSDへの変換設定。

・SACDの設定

 DSDで出力するために以下の様に設定する。PCM to DSDへ変換の設定。

 ASIO Driver Modeは、"DSD"

・OUTPUT Deviceの設定

 ASIO:foo_dsd_asioとする。

これで一通りの準備は完了!

1年前よりは、余計なDriverなど(WASAPIなど)ものを入れていないのでスッキリ。

さて、DACの入力表示を確認してみると、Play前は内部Clockの352.8KHZを表示している。

実際にPlayをしてみると、見事に"DSD128"を表示。

これは、44.1KHz x 128 = 5.6448MHzを意味している。

やった!成功だ!リアルタイムDSD変換!!

これでPCM→DSD128のリアルタイムDSD変換が可能になった。

出てきた音をヘッドホンアンプで聴いてみた。

DSD64の時に比べて、さらに音の密度が増して、音に厚みと広がりが出た。

さらに、かなり細かい音まで綺麗に聴こえる。スタジオのバックグラウンドのノイズやギターアンプのかすかな音も聴こえる。

DSD64とまた次元が違う。

以前使っていたPCでは、DSD128に設定すると(時々DSD64でも)、プチプチノイズとか音が途切れていたが、

PCを新しくしたらDSD128でも問題なく再生できる。

さらにDSD256にも挑戦したが、音源ソースが44.1KHZでは無理な様だ。?

 

コメント (55)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする