Belkin製のUSBケーブルを試したところで、自分で少しUSBケーブルに手を加えてみた。
目をつけた部分は、DACへのUSBケーブルの電源ライン、グランドラインからのノイズの流入。
なにせ、PCはデジタルノイズの巣窟なので、このノイズがオーディオ機器に周り込まないにする必要がある。
このノイズが廻り込むことによって、DACとかアナログ部分に何かしら影響していると思われるからだ。
今回改造に使ったUSBケーブルは、MUSILANDに付属されていた20cmくらいのもの。これはコレで音は悪くなかった。
被覆を剥がしてみると、信号線はきちんとクロスしてツイストペアが組まれていた。電源とグランドラインはストレート。その外側をアルミ箔?でシールドされていた。
そこで、電源ラインとグランドラインをカットして、そこにファインメット・ビーズを追加!
こんな感じ。
実際に使ってみた結果は如何に?
DAC-X10のUSB端子への直接接続では、さほど変化が無かったが、MUSILANDのDDC 01USDに使ったところ変化があり、音質がよりクリヤーになった。
これは、このDDCは一応バルク転送しているので、データの比較検証しているが、USBバス駆動しているので、電源からのノイズ、そしてグランドラインからのグランド・プレーン・ノイズが、いくらか音質に影響していると思われる。
それに対して、DAC-X10は、USB電源、グランドをどこかでアイソレートしているかも知れない。
とすると、DAC-X10の場合(アシンクロナス転送の場合)は、前の投稿でも書いた様に、如何にアイパターンを位相ずれ、ジッターの無い綺麗な状態で送るかがポイントになるのであろう。
実は、XMOS Driverを入れ替えるまでは、DAC-X10のUSB入力で聴くよりも、このケーブルを使ってDDC→DAC-X10 Coaxial入力で聴いたほうが音質が良かった。
但し、XMOS Driverを入れ替えてからは、USB直接入力でも高音質なので、今はDDCを外している。