リビングで主に奥さんが使ってる真空管アンプの抵抗をNS-2B(Dale製無誘導巻線抵抗)に交換しました。
この作業自体は3週間前に完了していましたが、ブログへの投稿が遅れてしまいました。
部品の調達忘れがあったために、1か月間で2回に分けての作業となりました。歳のせいか忘れることが多くなりました。
交換後の結果から先に報告しますと、高音の煌びやかさ、美しさ、低音の弾みは評判通りでした。
ただ、すべてこのNS-2Bに交換してしまうと、綺麗すぎて面白くない音になるだろうという懸念も抱きました。
NS-2Bの入手可能な抵抗値は、3Wタイプでは10KΩ以下でしたので、その値で交換が出来そうな所を交換しました。
主にはカソード抵抗とカップリングのシリーズ抵抗になります。
交換後の写真はこちらです。
ついでにカソード電流を調整するためのバイアス調整用半固定抵抗も高級なものに(コパル製?)交換しました。
さらに、フィードバック用の配線材もWEの単線に交換しています。
写真のカップリングコン、電解コンが気になる方は、同カテゴリーの過去ページに記載していますので、そちらを見てください。
交換後の音は、冒頭に書きましたように、ほんとに綺麗な音です。
高音が綺麗で、かつ低音が弾むためか、音が前後左右に広がります。
このシステムで聴く、私のお気に入りのCD「テレサ・テン ラスト・コンサート(NHKホール)」では、本当にコンサート会場に居るような、それも特等席に座ってみている様な感じです。
このCDは、録音エンジニアの技術が良いのか、もともと音が良くて、しかもテレサ・テンの絶頂期のコンサートとあって、音質・内容ともに充実していますが、今回の改造で、それをさらに引き立てます。 バックのオケ、COBAさんのバイオリンも良いです。
ラスト・コンサート | |
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ポリドール |
また、奥さんの好きな「ロッド・スチュワート ベスト・バラード・コレクション」でも、ロッドの声が生なましく聞こえます。こちらもロッドのバラードの名曲が主体となっていて、お勧めです。
このCDは、システムが良くないと良い音で鳴ってくれません。最近のマランツ普及アンプでは駄目でした。システムの実力チェックにも良いかも知れません。
ベスト・バラード・コレクション | |
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ダブリューイーエー・ジャパン |
今回の改造は奥さんには黙って行ったのですが、奥さんは聴いて「何かまた良くなったね」と言ってくれました。