最近気になっていた音量ボリュームの”ガリ”音。ボリュームを回した時に、所々の位置で発生する。しかもL-chのみ。
そこで、禁断のボリュームの接点洗浄に挑戦した。
プリアンプで使っているボリュームは、高音質で有名な東京光音電波製の2P-2511Sです。1諭吉/個では買えません。今では受注生産?。
高価なため、分解して壊してしまわないかという不安もあり、本当は分解などしたくなかったのですが、思い切って分解してみました。
分解はビス2本で簡単にできました。しかし高価な精密部品なので慎重に慎重に~。
分解後したところ。
確かに抵抗が並んでいます。これが、コンダクティブ・プラスチック抵抗でしょう。2連なので基板が2枚あります。
その裏側。接点部分です。
今回はこの部分と摺動子部分を洗浄します。両方とも金です。
片チャンネルの摺動子。
もう片チャンネルの摺動子です。 金です。
回路的には、1-C端子間にプラスチック抵抗がシリーズ(直列)に並んでいて、どこから2番端子に取り出すかと言う構成ですね。
今回、洗浄には、まず、
サンハヤト接点洗浄剤 ニューリレークリーナー RC-S201
を使ってみました。
スプレー式なので、吹き付けた後、乾燥させて、また慎重に組み立てて元に戻します。
組み立て後の試聴。おや?音が少し曇った様に感じられました。
そこで、今度は、以前Amazonで購入して、手元に置いていた
を使って、綿棒で洗浄し拭き上げ。
今度は、音の曇りも無く、良い感じになりました。
しかし、2度も、慎重に分解、組み立てしたので、少々疲れました。
やはり、綿棒が使えるところには、何の添加物も無い、「無水エタノールP 500ml」が良いでしょう。