言い方悪く、エンジニアの方々の努力に大変失礼ですが、今迄、この手のCDに散々騙されてきました。
今回のMQA-CDはどうでしょうか。実は期待半分です。
音楽業界でのハード販売低迷の起爆剤となるのでしょうか?
安室 奈美恵さんのDVD、CDのミリオンセラーのほうが余程救世主と思いますが(個人的意見)
(過去に聴いてきたCDの振り返りと私の評価)
ちょっと辛口になりますが。
①SHM --- 2007年登場
ディスクの素材を透明度の高い液晶ポリマーに変えただけ。
エラー発生要因を排除するだけなので、読み取り精度の高いCDPでは何も変わらない。
音質:変わらず
②PLUTINUM SHM CD --- 2013年登場
反射膜に純プラチナを採用。こちらも読み取り精度向上のため。値段高い。
読み取り精度の高いCDPでは何も変わらない。反射率低いため、CDPによっては読み込めない時がある。
音質:変わらず
③XRCD24 --- 1996年登場
マスタリング、カッティング、スタンパーまで機器、音質に拘った。
ビクターのK2テクノロジーが導入されている。
音質:多少良くなりました
④HDCD --- 1996年頃 登場? 写真は所有しているEU盤です。
技術的にはかなり難しそう。A/D変換の回路技術、アーキテクチャーが革新的。
隠しコードがあり、HDCDデコーダーを有した装置で再生するとHDCDと表示されるとの事(初めて知りました)
Foobar2000でも出来るという事なので挑戦してみたいと思います。
音質:普通に再生しても音質良いです
⑤Blu-Spec CD --- 2008年に登場
ブルーレイディスクのカッティング技術と素材を使ったもの。
青紫色半導体レーザーをカッティングに使用、ピットのエッジが立っており、ジッターが発生しにくい。
音質:多少良くなった
⑥Blu-Spec CD2 --- 2012年登場
Blu-Spec CDから更にマスタースタンパーのカッティング方法、素材にも拘った。
音質:良くなった。巷の噂ではリマスタリングしているのではと。
⑦その他にも蒸着膜に金を使用した24k GOLD CD等もあると思いますが、これくらいで。
24k Gold "the well / Jennifer Warens" 金は貴重。
私の今迄の経験では、素材どうのこうの言っても、それは読み取り能力・精度の高いCDプレーヤーで再生する分には何も変わらない。
それよりも寧ろ、リマスター、マスタリング、マスターカッティングの良し悪しが最も音質に影響すると思います。
また、古い音源のリマスターの場合は、マスター音源、マスターテープが何かによっても違います。オリジナルに近いほど良いのは言うまでもないです。
なので、今回のMQAの場合も、私はオリジナルマスターテープを元に2018年リマスターしたアルバムを選びました。
単純に、MQAと今迄のCDの本質的な差を比較するのであれば、同じ音源を使ったものが良いでしょう。