先日、ブログに書きましたMQA CDなるものが手元に届きました。
注文したアルバムは、テレサ・テンの「オリジナル・ベスト・ヒット」です。
発売日が9月19日で昨日到着しました。
オリジナル・ベスト・ヒット | |
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ユニバーサル ミュージック |
このアルバムをアナログ・レコードの中古で買うとなると、諭吉越えです。
(残念ながら、私の手元には有りません。)
※MQAーCDに興味のある方は、こちらに詳しい説明があります。
説明によると、通常のCDプレーヤーで聴いても従来よりも音は良いという事でしたので、早速、普通にCDプレーヤーで聴いてみました。
1曲目:「愛人」
んっ?何も変わらない!寧ろ音が大人しいかも。
なんだか、テレサ・テンの声が別人の様な声。元気がない。暗い感じ。声の線が細い。緊張気味。
いつも聴いているテレサ・テンでは無い様な。。。いつもはシングル盤のレコードで聴いています。
演奏と歌が一体化していない。作られた様な音。神経質な音。
2曲目:「乱されて」 音悪っ。。。 レンジが狭い。低音が出てない。どうしたんだろう。
あとで、他のCDで同曲も聴きましたが、こんな感じでしたので、これがオリジナルでしょう。
3曲目以降は、1曲目と同じ感じ。
しかし、じっくりと聴くと、曲ごと微妙に音質が違う。これはベスト盤だから仕方ないか。
そこで、発売元のユニバーサル・ミュージックの説明書きを読んでみると、
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【MQA-CD】【UHQCD】【グリーン・カラー・レーベルコート】【スリムケース帯】【生産限定盤】
台湾が生んだ「アジアの歌姫」テレサ・テンの、トーラス・レコードからリリースされたベスト・アルバム。「つぐない」「愛人」など1980年代半ばの大ヒット曲のほか、ポリドール時代の代表曲も、本作のための録り下ろしを含めた新録ヴァージョンで収録。
(1986年発表/2018年マスター)
★オリジナル・アナログ・テープを基にした2018年最新DSDマスターを352.8kHz/24bitに変換して収録 (ハイレゾ未配信音源)
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とあります。
と言うことは、ポリドール時代の曲は、録り直した新録バージョン。なるほど、納得しました。
では、次に本命のMQAを聴いてみようと、再生方法を調べると、ここで大きな壁にブチ当たりました!
今更ですが、私の調査不足、勉強不足でした。
このまま、今の私のシステムでは再生出来ないことがわかりました。orz。。。
CDをリッピング後、foobar2000で再生出来ると思っていたのですが、その前提としてMQA対応のDDCかDACが必要なのです。
なんでも、データにMQA用コードが埋め込まれていて、専用DACでのみ解凍(折り紙を広げる)が可能だそうです。
商売上手!同時に専用DACも売る戦略だったのですね。多分そのDACのコーデックにはパテントも。
さらに調査を進めると、この専用DACのDDCにはXMOSを使っている事がわかりました。
私のDACもXMOSで受けているので、ドライバーを書き換えれば良いかなとも思ったのですが、それもXMOSの対応可能Ver.なども有り簡単ではなさそうです。
だからと言って、タイトル数も少なく今後の発展性が未知数の現状に、専用DAC、一番安いものがMeridian「Explorer 2」数万円、に投資をする価値があるかどうかも判らず、どうしたものかと、、、。悩んでいます。
それに今回のMQA CDをそのままCDプレーヤー再生した音とレコード再生の音を比べてみると、やはりレコードに軍配が上がります。
MQA再生にした場合の変化量がどの程度かは分かりませんが、過去のハイレゾ化の経験から、恐らく音が繊細になり、さらに骨の無い音になる事が想像されます。
少なくとも、これは私の好みの音ではありません。私は人間味のある血の通う生きた音が好きです。
そんな訳で、私的には、新たにDACに投資するよりは、従来通りオリジナルのレコードを買い求めたほうが良いかな?とも思います。
やはり、CDは終焉なのかな?
まあ、今どき、CDが売れているのは日本くらいと言われていますからね。
こんな記事もあります。
「音楽を所有する」時代の終焉:CDとダウンロードはいかに消滅したのか
今のところ、わが家のCD再生は、DAC ICをバージョンアップしたルボックスで満足しています。